ホームセンターの木材コーナーに行くと、「針葉樹」「広葉樹」という言葉を目にすることがありますよね。
この2つの違いを知っておくだけで、木材選びで迷う場面がぐっと減ります。
この記事では、針葉樹と広葉樹の違いと、DIYでどう使い分ければいいかをわかりやすく解説します。
針葉樹と広葉樹の特徴・価格・硬さの違い
DIYで針葉樹・広葉樹をどう使い分けるか
ホームセンターやネットで買える木材の種類

DIYについての知識やポイント、知って得する情報などを紹介します。
現在は賃貸マンションに住んでいて、9割以上の家具を自作しながら理想の部屋づくりを楽しんでいます。
本業は機械設計の仕事をしています。
結論 針葉樹と広葉樹の違いはこれ!

まずは結論からお伝えします。
針葉樹と広葉樹の違いは、一言でいうと木の成長スピードと密度の違いです。
この違いが、価格・硬さ・加工しやすさ・入手しやすさのすべてに影響しています。
| 針葉樹 | 広葉樹 | |
|---|---|---|
| 成長スピード | 速い | 遅い |
| 密度 | 低い(軽い) | 高い(重い) |
| 硬さ | 柔らかい | 硬い |
| 加工しやすさ | しやすい | 力が必要 |
| 傷のつきやすさ | つきやすい | つきにくい |
| 価格 | 安い | 高い |
| ホームセンターでの入手しやすさ | ◎ | △〜× |
| 代表的な木材 | SPF・スギ・ヒノキ・パイン集成材 | タモ・オーク・ウォールナット |
DIY初心者が最初に使う木材で迷ったら、針葉樹から始めるのがおすすめです。
安くてどこでも手に入り、加工しやすいため、初めての作品づくりに向いています。
見た目にこだわりたくなったら、次のステップとして広葉樹に挑戦してみてください。
以下、それぞれの特徴を詳しく解説します。
針葉樹とは?

針葉樹の特徴
針葉樹は、スギやヒノキに代表される、細くまっすぐ上に伸びる木です。
名前の通り、葉が針のように細いのが特徴です。
成長が速く短期間で育つため、木の密度が低く、柔らかくて軽い木材になります。
DIYでの特徴をまとめると次の通りです。
加工しやすい 柔らかいため、のこぎりの入りがよく、インパクトドライバーでのビス打ちもスムーズです。DIY初心者でも力をかけずに加工できます。
価格が安い 成長が速く大量に供給できるため、広葉樹と比べて価格が安い傾向があります。
ホームセンターで手に入る 全国どこのホームセンターでも確実に手に入る種類が多く、入手しやすいのが強みです。

一方で、柔らかい分傷がつきやすく、毎日使う家具の天板などには向かない場合があります。
DIYでよく使う針葉樹の種類
SPF材・ホワイトウッド

DIYで最もよく使われる針葉樹の角材です。
スプルース・パイン・ファーという3種類の針葉樹の総称がSPFで、ホワイトウッドはそれに近い性質を持つヨーロッパ産の針葉樹です。どちらもほぼ同じものとして扱えます。
2×4材をはじめとするツーバイ材の材料として使われることが多く、棚の柱・ラックのフレームなど棒状の部材に向いています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

スギ

日本を代表する針葉樹で、安くて軽く加工しやすいのが特徴です。
赤っぽい色味と独特の木目があり、すのこ・ウォールシェルフのフレーム材などに向いています。
ヒノキ

スギと並ぶ日本の代表的な針葉樹です。
針葉樹の中では水への耐性が高く、香りがよいのが特徴です。
水回りのラックや洗面台周りの棚など、水に触れる場所での使用にも比較的向いています。
スギ・ヒノキについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

パイン集成材

パイン(松)の無垢材を貼り合わせた集成材です。
幅の広い板が手に入るため、棚の天板・机の天板としてDIYで最もよく使われる板材のひとつです。
かめとんぼも棚やデスクの天板にはパイン集成材をよく使っています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

広葉樹とは?

広葉樹の特徴
広葉樹は、タモやオークに代表される、枝を広く張りながら成長する木です。名前の通り、葉が広いのが特徴です。
成長がゆっくりで時間をかけて育つため、木の密度が高く、硬くて重い木材になります。
DIYでの特徴をまとめると次の通りです。
硬くて傷がつきにくい 密度が高いため、物を落としたりぶつけたりしても傷がつきにくいです。毎日使うデスクやダイニングテーブルの天板など、長く使い続けたい家具に向いています。
見た目の質感が高い 木目の美しさや色味の深みは針葉樹にはない広葉樹ならではの魅力です。塗装なしのオイル仕上げだけで高級感のある仕上がりになります。
経年変化が楽しめる 使い込むほどに色味が深まり、味わいが増します。
一方で、硬いためのこぎりでのカットやビス打ちに針葉樹より力が必要です。
ビスを打つ際は下穴をあけることをおすすめします。
また価格が高く、ホームセンターではほぼ手に入らないため、基本的にネット通販での購入が前提になります。
DIYでよく使う広葉樹の種類
広葉樹はタモ・オーク・ウォールナット・ブラックチェリー・ホワイトアッシュ・メープルなど多くの種類があります。それぞれ色味・木目・価格が異なるため、インテリアのテイストや予算に合わせて選べます。
タモ(アッシュ) 均一な木目と明るいベージュ系の色味が特徴

和風・北欧風どちらのインテリアにも合わせやすいです。
オーク(ナラ) 力強い木目と虎斑が個性的

明るいベージュ系の色味で、北欧風インテリアとの相性が抜群です。
ウォールナット 深みのある濃い茶色で高級感

インテリアに重厚感を出したいときに最適です。
各樹種の詳しい特徴については、こちらの記事で解説しています。

広葉樹材はホームセンターではほぼ手に入りません。
購入方法については後の章で解説します。
迷ったらこれを選ぼう

初めてのDIYなら針葉樹から
DIYを始めたばかりで木材選びに迷ったら、まず針葉樹から始めることをおすすめします。
針葉樹は安くてどこでも手に入り、加工しやすいため失敗しても気軽に買い直せます。
棒状の部材(脚・柱など)にはSPF材、天板・棚板にはパイン集成材を選んでおけばほとんどの作品は作れます。
かめとんぼ的には、まず針葉樹で1つ作品を完成させることが何より大事だと思っています。

見た目にこだわりたくなったら広葉樹へ
針葉樹で作品づくりに慣れてきたら、次のステップとして広葉樹に挑戦してみてください。
広葉樹は価格が高く加工にも少し手間がかかりますが、仕上がりの質感は針葉樹とは大きく異なります。
「市販の家具のような見た目にしたい」「長く使い続けられる家具を作りたい」という場合は、広葉樹を選ぶ価値があります。
広葉樹はどこで買う?
広葉樹材はホームセンターではほぼ手に入りません。ネット通販を利用するのが現実的です。
かめとんぼがおすすめするのはマルトクショップです。
おすすめする理由は3つです。
樹種が豊富 タモ・オーク・ウォールナット・ブラックチェリー・ホワイトアッシュ・メープルをはじめ、DIYでよく使う広葉樹材はほぼすべて取り扱っています。無垢材・集成材どちらも対応しています。
サイズをミリ単位で指定できる 欲しいサイズを入力するだけで、カットした状態で届けてもらえます。ホームセンターのカットサービスと同じ感覚でネット注文できるので、届いてからカットする手間が省けます。
木材の性質・価格帯チャートが分かりやすい 樹種ごとの硬さ・価格帯・用途をチャートで確認できます。どの木材を選べばいいか迷ったときの参考になります。
マルトクショップの詳しい使い方については、こちらの記事で解説しています。

まとめ
今回は針葉樹と広葉樹の違いと、DIYでの使い分けを紹介しました。
・針葉樹は成長が速く密度が低いため、柔らかくて安い。加工しやすくホームセンターで手に入りやすい
・広葉樹は成長が遅く密度が高いため、硬くて高価。傷がつきにくく見た目の質感が高い
・初めての木材選びはSPF材・パイン集成材などの針葉樹がおすすめ
・見た目にこだわりたくなったら広葉樹へ。購入はマルトクショップがおすすめ
木材選びの全体像については、こちらのまとめ記事で解説しています。













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