【DIY初心者向け】シナ合板(シナベニヤ)の特徴とは?棚板・ボックスへの使い方とシナランバーとの違いを解説

棚やボックスを作るとき、内側まできれいに仕上げたいと思ったことはありませんか?

そんな場面で活躍するのがシナ合板です。白くなめらかな表面が特徴で、塗装なしのそのままでも十分きれいな仕上がりになります。

この記事では、シナ合板の特徴・メリット・デメリットと、シナランバーコアとの使い分け・購入方法をまとめて解説します。

この記事で分かること

シナ合板(シナベニヤ)の特徴・メリット・デメリット

棚板・引き出し・収納ボックスへの使い方

シナランバーコアとの違いと使い分け

この記事を書いた人

かめとんぼ

DIYについての知識やポイント、知って得する情報などを紹介します。

現在は賃貸マンションに住んでいて、9割以上の家具を自作しながら理想の部屋づくりを楽しんでいます。

本業は機械設計の仕事をしています。

目次

結論 シナ合板はDIYの棚板・引き出しに最適な合板!

まずは結論からお伝えします。

シナ合板は、白くなめらかな表面が特徴の合板で、棚板・引き出し・収納ボックスなど、仕上がりの見た目にこだわりたい場面で真っ先に候補に挙がる木材です。

シナ合板の特徴を簡単にまとめると次の通りです。

白くなめらかな表面 シナ合板は表面が白っぽく、触り心地がなめらかです。ラワン合板のようなざらざら感がなく、見た目がきれいなのが特徴です。

塗装のりがよい 塗料が均一に染み込みやすく、ペンキ・ステイン・ワックスなど幅広い仕上げに対応できます。

見た目がきれい 木目が上品で、塗装なしのそのままでも使えるくらいの仕上がりです。

かめとんぼも壁収納の棚板やカップボードの引き出しにシナ合板を使っています。

カップボードの引き出し

他の合板と比べると価格は高めですが、仕上がりの差は大きく、見える場所に使う合板はシナ合板一択だと思っています。

一方で、ホームセンターでは取り扱いが少なく、値段がラワン合板より少し高いというデメリットもあります。このあたりは後の章で詳しく解説します。

シナ合板以外のDIYでよく使う木材については以下の記事で解説しています。

以下、シナ合板の特徴について順番に解説します。

シナ合板とは?

「シナ」とはどんな木?

シナとは、日本や中国・朝鮮半島などに分布する広葉樹です。

木肌が白っぽく木目が均一で目立ちにくいのが特徴です。

柔らかく軽い木材のため、単体の無垢材としてDIYに使うことはほとんどありませんが、表面材として合板に加工されると、その白くなめらかな木肌が最大限に活かされます。

「合板」とは?

シナ合板は、シナの薄い板(ベニヤ)を複数枚重ねて接着剤で貼り合わせた板材です。

このような製法の板材を「合板」(ゴウハン)と呼びます。断面が層状に見えるのが特徴です。

シナ合板は「シナベニヤ」とも呼ばれますが、正確にはベニヤ(単板)を重ねて作った合板です。

表面と裏面にシナのベニヤを使い、内側にはラワンなどの別の樹種を使った構造が一般的です。

これにより、表面の仕上がりの美しさと、合板としての強度・安定性を両立しています。

無垢材・集成材・合板それぞれの違いと使い分けについては、こちらの記事で解説しています。

合板の構造や、ベニヤ・合板・コンパネの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

シナ合板の特徴

色・木目・表面の仕上がり

シナ合板の最大の特徴は、白っぽい色味となめらかな表面です。

色味はクリーム色から白に近い明るいベージュ系で、木目は細かく均一で主張が強すぎません。

ナチュラル・シンプルなどどんなインテリアにも馴染みやすく、塗装なしのそのままでも十分きれいな仕上がりになります。

硬さ・重さ

シナ合板は合板の中では比較的柔らかく軽い部類に入ります。

のこぎりやインパクトドライバーで問題なく加工できます。

重さは厚み・サイズによって大きく変わりますが、棚の背板や引き出しの底板として使う5.5mmは比較的軽く、棚板として使う9mmでも取り回しがしやすい重量感です。

シナ合板のメリット

白くなめらかで仕上がりがきれい

シナ合板の最大のメリットは、白くなめらかな表面です。

ラワン合板は赤っぽい色味でざらざらとした表面のため、見える場所に使うと仕上がりが気になることがあります。

一方シナ合板は表面が白っぽくなめらかで、塗装なしのそのままでも十分きれいな仕上がりになります。

引き出しのボックスや収納の内側など、開けるたびに目に入る場所に使うと、作品全体のクオリティが上がります。

かめとんぼもカップボードの引き出しに使いましたが、内側までていねいに作られた印象になり、満足しています。

塗装のりがよい

表面が均一でなめらかなため、塗料が均一に染み込みやすく、きれいに仕上がります。

ペンキ・ステイン・ワックスなど幅広い仕上げに対応できます。

ラワン合板でも塗装はできますが、表面のざらつきが残りやすく、均一な仕上がりを出すにはやすりがけに手間がかかります。

その点シナ合板はやすりがけの手間が少なく、塗装前の下地処理がスムーズに進みます。

やすりがけの手間が少ない

ホームセンターで売られているシナ合板は、あらかじめ表面が研磨されています。

そのままの状態でも触り心地がなめらかで、軽くやすりがけするだけですぐに仕上げ工程に入れます。

ラワン合板のようにけば立ちを整えるための念入りなやすりがけが必要なく、作業時間を短縮できます。

シナ合板のデメリット・注意点

ホームセンターでは手に入りにくい

シナ合板はラワン合板やコンパネと違い、ホームセンターでは取り扱いがない店も多いです。

確実に手に入れるにはネット購入がおすすめです。

詳しくは「シナ合板の購入方法」の章で解説しています。

ラワン合板より高い

シナ合板はラワン合板と比べて価格が高めです。

同じサイズで比較すると、ラワン合板より1,000円前後高いことがほとんどです。

ただし、仕上がりの差は価格差以上に大きいです。

見える場所・触れる場所に使う合板は、シナ合板を選ぶだけで作品のクオリティが大きく変わります。

見えない場所・下地にはラワン合板、見える場所・仕上げ材にはシナ合板と使い分けるのがおすすめです。

シナ合板はこんな作品に向いている

テレビボードの背板にシナ合板

向いている用途

シナ合板の白くなめらかな表面を活かせる場面に向いています。

棚の棚板・背板

棚板にシナ合板を使うと、塗装なしのそのままでもきれいな仕上がりになります。

かめとんぼも壁収納の棚板にシナ合板を使いましたが、ラワン合板とは仕上がりの差が大きく、見た目のクオリティが上がりました。

棚の背板に使うと、収納の内側まできれいに仕上げられます。

引き出し・収納ボックス

引き出しのボックスや収納の内側など、開けるたびに目に入る場所にはシナ合板が最適です。

内側まできれいに仕上げると、作品全体の完成度が上がります。

見た目にこだわりたい作品全般

ディスプレイ棚・テレビ台の背板・キャビネットの扉など、表面の仕上がりが重要な場所に向いています。

向いていない用途

屋外・水回りへの使用 

シナ合板は耐水性が低いため、屋外や水がかかる場所への使用は避けてください。

下地材・見えない場所

見えない場所の下地材として使う場合は、より安価なラワン合板で十分です。

シナ合板の価格差を活かすためにも、見える場所・触れる場所に限定して使うのがおすすめです。

厚みが必要な場面

シナ合板は5.5mm・9mmなど薄めの板材が中心です。棚の側板など厚みと強度が必要な場面には、シナランバーコアの方が向いています。

詳しくは次の章で解説します。

厚みが必要なときはシナランバーコアを選ぼう

シナランバーコアとは?

シナランバーコアは、中心部に角材を並べた芯材(コア)を、表面のシナ材のベニヤで両側から挟んで貼り合わせた板材です。

見た目はシナ合板とほぼ同じ白くなめらかな表面ですが、内部の構造が異なります。

シナ合板が薄いベニヤを何層も重ねた構造なのに対して、シナランバーコアは角材の芯材をシナ材で挟んだ3層構造です。

この構造により、同じ厚みのシナ合板と比べて軽く仕上げられるのが特徴です。

シナ合板とシナランバーコアの使い分け

どちらを選ぶかは、厚みと用途で判断するのがシンプルです。

スクロールできます
シナ合板シナランバーコア
よくある厚み5.5mm・9mm18mm・21mm
重さ標準的同じ厚みのシナ合板より軽い
向いている用途棚板・引き出し・背板棚の側板・扉・天板
価格比較的安いやや高い

5.5mm・9mmが必要なとき → シナ合板

棚の棚板・引き出しの底板・収納の背板など、薄さと軽さが必要な場面に向いています。

18mm前後の厚みが必要なとき → シナランバーコア 

棚の側板・キャビネットの扉・天板など、強度と厚みが必要な場面に向いています。

同じ厚みのシナ合板より軽いため、大きな板材でも扱いやすいです。

なお、後述する楽天市場のおすすめ木材販売サイト「Kitohito」で販売しているのはシナ合板のみです。

シナランバーコアはホームセンターで購入するか、マルトクショップなどの木材通販を利用してください。

マルトクショップ 公式サイト

シナ合板の購入方法

ホームセンターでは手に入りにくい

シナ合板はラワン合板やコンパネと違い、ホームセンターでは取り扱いが少ない店も多いです。

置いてある場合も、サイズや厚みの選択肢が限られていることがほとんどです。

確実に手に入れるには、ネット通販を利用するのが現実的です。

Kitohitoがおすすめ

シナ合板のネット購入は、楽天市場のKitohitoがおすすめです。


カットサービス有り【シナ合板 カット端材 900×300×9 10枚入り】 送料無料 最短当日出荷

カット・送料が無料 無料のカットサービスがあります。必要なサイズを指定してカットした状態で届けてもらえるので、ホームセンターのカットサービスと同じ感覚で使えます。送料も無料です。

ホームセンターの半額程度 同じサイズのシナ合板がホームセンターの約半額で買えます。シナ合板は元々単価が高いため、この価格差はかなり大きいです。

カットされて届きます。精度も◎

かめとんぼもシナ合板はいつもKitohitoで購入しています。

1点だけ注意があります。売り切れていることが多く、特に楽天のセール期間中は品切れになりやすいです。

必要なときは早めに在庫を確認しておくことをおすすめします。

Kitohitoの詳しい使い方・注文方法については、こちらの記事で解説しています。

ホームセンターで買う場合のサイズと価格

ホームセンターで取り扱っている場合のサイズと価格の目安は次の通りです。

スクロールできます
サイズ価格の目安
910×1820mm×5.5mm約2,500円〜3,000円
910×1820mm×9mm約3,000円〜4,000円

価格は店舗・地域によって異なります。

またKitohitoでは上記の約半額で購入できるため、特にこだわりがなければネット購入がおすすめです。

まとめ

今回はシナ合板(シナベニヤ)の特徴・メリット・デメリットと、DIYでの使い方を紹介しました。

・シナ合板は白くなめらかな表面が特徴で、棚板・引き出し・収納ボックスなど見える場所に使う合板として最適

・塗装のりがよく、やすりがけの手間が少ないため仕上げ作業がスムーズ

・ホームセンターでは取り扱いが少ないため、Kitohitoでのネット購入がおすすめ。カット・送料無料でホームセンターの半額程度

・厚みが必要な場面(側板・扉など)はシナランバーコアを選ぼう

木材選びの全体像については、こちらのまとめ記事で解説しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次