ホームセンターの木材コーナーには、パイン・キリ・ゴム・アカシアなど様々な種類の集成材が並んでいて、どれを選べばいいか迷いますよね。
結論からいうと、初めての集成材はパイン集成材、見た目にこだわりたいなら広葉樹系の集成材から選べば間違いありません。
この記事では、7種類の集成材の特徴・価格・用途と、用途別の選び方を解説します。
DIYでよく使う集成材の種類と特徴
価格・硬さ・見た目を比較した材種の選び方
天板・棚板など用途別におすすめの集成材

DIYについての知識やポイント、知って得する情報などを紹介します。
現在は賃貸マンションに住んでいて、9割以上の家具を自作しながら理想の部屋づくりを楽しんでいます。
本業は機械設計の仕事をしています。
結論 集成材の種類と選び方はこれ!
まずは結論からお伝えします。
DIYでよく使う集成材の種類と特徴を比較表にまとめました。
| 材種 | 特徴 | 価格帯 | 硬さ | ホームセンターでの 入手しさすさ |
|---|---|---|---|---|
| パイン集成材 | 加工しやすく扱いやすい。 DIYの定番材 | 安い | やわらかい | ◎ どこでも買える |
| キリ集成材 | とにかく軽い。白っぽい色味 | 安い | やわらかい | ○ ほぼどこでも買える |
| ゴム(ラバーウッド) 集成材 | 硬くて丈夫。 コスパのよい広葉樹材 | 中程度 | 硬い | △ たまに置いてある |
| アカシア集成材 | 個性的な木目と濃淡が美しい | 中程度 | 硬い | △ たまに置いてある |
| タモ集成材 | 均一な木目で上品な見た目 | 中程度 | 硬い | ×ほとんど置いていない |
| ウォールナット 集成材 | 濃い茶色で高級感がある | 高い | 硬い | ×ほとんど置いていない |
| オーク(ナラ) 集成材 | 明るい色味と虎斑が特徴 | 高い | 硬い | ×ほとんど置いていない |
集成材・無垢材・合板の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

注意点としては、パイン・キリを除くゴム~オークの広葉樹系の集成材はホームセンターではほぼ手に入らず、ネットでの購入が前提になります。
ネットで購入する場合はマルトクショップがおすすめです。樹種が豊富で、サイズを自由に指定してカットしてもらえます。
樹種が豊富 上記のタモ・ウォールナット・オークをはじめ、多くの樹種を取り扱っています。
サイズをミリ単位で指定できる サイズを自由に指定してカットした状態で届けてもらえます。
迷ったらこれを選ぼう
集成材選びで迷ったら、次の2つの軸で考えると決めやすいです。
コスパ重視・初めての集成材 → パイン集成材
加工しやすく価格も手頃で、ホームセンターでほぼ確実に手に入ります。
かめとんぼも棚の天板や机の天板によく使っています。初めて集成材を使う場合はまずパイン集成材から試してみてください。
見た目にこだわりたい → ゴム・アカシア・タモ・ウォールナット・オークから選ぶ
インテリアのテイストや好みの色味に合わせて選んでください。
明るめの木目が好みならタモ・オーク、濃い色味が好みならウォールナット、コスパを重視するならゴム(ラバーウッド)集成材が向いています。
ただしホームセンターではほぼ手に入らないため、ネットでの購入をおすすめします。
以下、各集成材の特徴を詳しく解説します。
① パイン集成材 コスパ最強の定番材

パイン集成材は、パイン(松)の無垢材を小さく切り出して貼り合わせた集成材です。
集成材の中で最もよく使われる定番材で、かめとんぼも棚の天板や机の天板によく使っています。


特徴
加工しやすい 集成材の中では比較的柔らかく、のこぎりやインパクトドライバーがスムーズに入ります。初心者でも問題なく扱えます。
木目が均一でほどよい温かみがある 木目が整っていて、塗装なしでそのまま使ってもナチュラルな雰囲気が出ます。ステイン・ワックス・ペンキなど幅広い塗装との相性もよいです。
あえてデメリットを挙げると、柔らかい分傷がつきやすく、湿気の影響を受けやすいため環境によっては反りが出ることがあります。購入時には反っていないか確認してから選んでください。
価格・入手しやすさ
価格帯:安い
入手しやすさ:◎ ほぼどこのホームセンターでも入手可能
910×300×15mmで約2,000円が目安です。
集成材の中で最もコスパがよく、ホームセンターで確実に手に入る点もメリットです。
ホームセンターでよく見かけるサイズの詳細については、こちらの記事で確認できます。

こんな作品に向いている
棚の天板・机の天板・本棚の棚板など、幅の広い板が必要な場面に最適です。
初めて集成材を使う方にとてもおすすめの集成材です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

② キリ集成材 軽さが最大の特徴

キリ集成材は、桐の無垢材を貼り合わせた集成材です。
パイン集成材と並んでホームセンターでよく見かける集成材ですが、最大の特徴はその軽さです。
特徴
とにかく軽い 木材の中でもトップクラスの軽さで、同じサイズのパイン集成材と比べると明らかな差があります。壁に取り付ける棚や、移動させることが多い家具に向いています。かめとんぼも軽さが必要な場面ではキリ集成材を選んでいます。
白っぽい色味でシンプルな見た目 木目が目立たず白っぽい色味なので、ナチュラルな雰囲気の作品に合わせやすいです。塗装との相性もよいです。
あえてデメリットを挙げると、柔らかすぎるため傷がつきやすく、重いものを乗せる用途には向きません。
価格・入手しやすさ
価格帯:安い
入手しやすさ:○ ほぼどこでも買える
910×300×13mmで約1,000円が目安です。
パイン集成材より薄めのサイズが多く、価格も安めです。
こんな作品に向いている
軽さを活かして、脱衣所の飾り棚・洗面台周りの小物棚・壁掛けシェルフなど、壁に固定したり頻繁に動かしたりする作品に向いています。
重いものを乗せる棚の天板には不向きです。
③ ゴム(ラバーウッド)集成材 コスパのよい広葉樹材

ゴム集成材は、ゴムの木(ラバーウッド)の無垢材を貼り合わせた集成材です。
天然ゴムの採取に使われるゴムの木を、ゴムが採れなくなった後に木材として利用したものです。
広葉樹の集成材の中では比較的安価で手に入ることから、コスパのよい広葉樹材として人気があります。
特徴
広葉樹の中ではコスパがよい タモ・アカシア・ウォールナット・オークと比べると価格が安く、広葉樹の質感を手頃な価格で楽しめます。
硬くて傷がつきにくい 広葉樹のため硬く、パイン集成材より傷がつきにくいです。毎日使うデスクやテーブルの天板に向いています。
明るめの色味 淡い黄白色の色味で、木目は比較的均一です。塗装や染色との相性もよく、オイル仕上げでナチュラルな風合いに仕上げる使い方が人気です。
あえてデメリットを挙げると、木目の個性はアカシアやタモより控えめで、見た目の存在感はやや地味に感じる場合があります。
また硬いため、ビスを打つ際には下穴が必須になります。
価格・入手しやすさ
価格帯:中程度
入手しやすさ:△ たまに置いてある(ネット購入がおすすめ)
広葉樹系の集成材の中では比較的安価です。
ホームセンターで取り扱っている店もありますが、品揃えは限られます。ネットでの購入が確実です。
こんな作品に向いている
デスク・ダイニングテーブルの天板・棚板など、硬さと手頃な価格の両方を求める場面に向いています。
「広葉樹材を使いたいけどウォールナットやオークは高くて手が出ない」という場合の選択肢として最適です。
④ アカシア集成材 個性的な木目で人気
アカシア集成材は、アカシアの無垢材を貼り合わせた集成材です。
濃淡のある個性的な木目が特徴で、テーブルの天板として人気があります。
特徴
個性的な木目と濃淡が美しい 明るい部分と濃い部分が混在した木目が特徴で、1枚ごとに表情が異なります。塗装なしのオイル仕上げのみで十分な存在感があります。
硬くて丈夫 広葉樹のため硬く、傷がつきにくいです。天板など毎日使う場所に向いています。
水に比較的強い 針葉樹系の集成材と比べると水への耐性が高めです。
あえてデメリットを挙げると、木目の濃淡が強いため、好みが分かれることもあります。
硬い材料のため、ビスを打つ際には下穴が必須になります。
価格・入手しやすさ
価格帯:中程度
入手しやすさ:△ たまに置いてある(ネット購入がおすすめ)
ホームセンターでの取り扱いは少なく、ネットでの購入が現実的です。
こんな作品に向いている
ダイニングテーブル・デスクの天板・カウンターなど、見た目の存在感を活かせる作品に向いています。
個性的な木目がインテリアのアクセントになります。
⑤ タモ集成材 均一な木目で上品な見た目

タモ集成材は、タモの無垢材を貼り合わせた集成材です。
均一できれいな木目と明るい色味が特徴で、家具材として広く使われています。
特徴
均一な木目で上品な見た目 木目がはっきりしていながら均一で、上品な印象があります。和風・北欧風どちらのインテリアにも合わせやすい色味です。
硬くて丈夫 広葉樹のため硬く、傷がつきにくいです。毎日使う家具の天板に向いています。
弾力性がある タモは木材の中でも弾力性が高い樹種で、衝撃への耐性があります。
あえてデメリットを挙げると、近年は価格が上昇傾向にあり、以前より入手しにくくなっています。
硬い材料のため、ビスを打つ際には下穴が必須になります。
価格・入手しやすさ
価格帯:中程度
入手しやすさ:× ほとんど置いていない(ネット購入がおすすめ)
ホームセンターでの取り扱いは少なく、ネットでの購入が現実的です。
こんな作品に向いている
デスク・ダイニングテーブルの天板・本棚など、硬さと見た目の両方が求められる作品に向いています。
和風・北欧風のインテリアとの相性が特によいです。
⑥ ウォールナット集成材 高級感のある濃い色味

ウォールナット集成材は、ウォールナット(クルミ)の無垢材を貼り合わせた集成材です。
深みのある濃い茶色が特徴で、高級家具にも使われる人気の木材です。
特徴
濃い茶色で高級感がある チョコレートブラウンのような深みのある色味が特徴です。塗装なしのオイル仕上げだけで高級感のある仕上がりになります。インテリアに重厚感を出したいときに最適です。
硬くて丈夫 広葉樹の中でも硬めの部類に入り、傷がつきにくいです。
木目が美しい 直線的な木目の中に波状の模様が入ることがあり、見る角度によって表情が変わります。
あえてデメリットを挙げると、集成材の中でも高価な部類に入ります。
硬い材料のため、ビスを打つ際には下穴が必須になります。
価格・入手しやすさ
価格帯:高い
入手しやすさ:× ほとんど置いていない(ネット購入がおすすめ)
集成材の中では最も高価な部類です。
ホームセンターでの取り扱いはほぼなく、ネットでの購入が前提になります。
こんな作品に向いている
デスク・ダイニングテーブルの天板・テレビ台など、部屋の主役になるような存在感のある作品に向いています。
濃い色味がインテリアを引き締めます。
⑦ オーク(ナラ)集成材 明るい色味と虎斑が特徴

オーク集成材は、オーク(ナラ)の無垢材を貼り合わせた集成材です。
明るい色味と「虎斑(とらふ)」と呼ばれる独特の模様が特徴で、北欧インテリアとの相性が特によいです。
かめとんぼが広葉樹の中で好きな材種の一つです。
特徴
明るい色味で空間を広く見せる 黄みがかった明るいベージュ系の色味で、部屋を明るく広く見せる効果があります。ウォールナットとは対照的な印象です。
虎斑(とらふ)が個性的 板目に現れる銀色に輝く模様が虎斑です。オーク材ならではの特徴で、見る角度によって表情が変わります。好みが分かれますが、これを気に入って選ぶ人も多いです。
硬くて丈夫 広葉樹の中でも硬く、耐久性が高いです。
あえてデメリットを挙げると、ウォールナットと同様に高価で、ホームセンターではほぼ手に入りません。
硬い材料のため、ビスを打つ際には下穴が必須になります。
価格・入手しやすさ
価格帯:高い
入手しやすさ:× ほとんど置いていない(ネット購入がおすすめ)
ウォールナットと同様に高価な部類です。ネットでの購入が前提になります。
こんな作品に向いている
デスク・ダイニングテーブルの天板・棚板など、北欧風・ナチュラルテイストのインテリアに合わせたい作品に向いています。
明るい色味を活かして部屋全体を統一感のある雰囲気にまとめられます。
用途別 どの集成材を選ぶべき?

ここまで7種類の集成材を紹介しました。
「結局どれを選べばいいの?」という方は、次の4つの軸で選んでみてください。
コスパ重視で選ぶなら → パイン集成材
初めて集成材を使う場合や、コストを抑えたい場合はパイン集成材が最適です。
ホームセンターでほぼ確実に手に入り、価格も集成材の中で最も安い部類です。加工もしやすいので、初心者でも扱いやすいです。
かめとんぼも棚の天板・机の天板にはパイン集成材をよく使っています。
迷ったらまずパイン集成材から始めてみてください。
軽さを重視するなら → キリ集成材
壁掛けの棚や、頻繁に移動させる家具など軽さが必要な場面はキリ集成材が最適です。
パイン集成材より安く手に入ることもあり、コスパも悪くありません。
ただし柔らかくて傷がつきやすいため、重いものを乗せる用途には向きません。
見た目にこだわるなら → 広葉樹系
インテリアのテイストや好みの色味に合わせて選んでください。
明るい色味・北欧風が好みなら → オーク集成材
明るいベージュ系の色味で、北欧風・ナチュラルテイストのインテリアとの相性が抜群です。
濃い色味・重厚感が好みなら → ウォールナット集成材
深みのある茶色で、部屋に高級感を出したいときに最適です。
個性的な木目を楽しみたいなら → アカシア集成材
濃淡のある個性的な木目が1枚ごとに異なり、世界に1つだけの天板になります。
均一な木目・和風・北欧風どちらにも合わせたいなら → タモ集成材
上品な木目でどんなインテリアにも馴染みやすいです。
コスパよく広葉樹材を使いたいなら → ゴム(ラバーウッド)集成材
広葉樹の中では比較的安価で、硬くて傷がつきにくいです。
ただし広葉樹系の集成材はホームセンターではほぼ手に入らず、パイン集成材と比べて高価です。
初めて使う場合は小さな作品から試してみることをおすすめします。
広葉樹の種類と特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。

強度・耐久性を重視するなら → 広葉樹系
毎日使うデスクやダイニングテーブルの天板など、傷がつきにくく長く使いたい場面では広葉樹系の集成材が向いています。
アカシア・タモ・ウォールナット・オークはいずれもパイン集成材より硬く、傷がつきにくいです。
予算と見た目の好みに合わせて選んでください。
広葉樹系の集成材はネットで買おう
ゴム・アカシア・タモ・ウォールナット・オークなどの広葉樹系の集成材は、ホームセンターでの取り扱いが少なく、置いていない店も多いです。
確実に手に入れるにはネット通販を利用するのが現実的です。
かめとんぼがおすすめするのはマルトクショップです。
マルトクショップをおすすめする理由は次の3点です。
樹種が豊富 ゴム・アカシア・タモ・ウォールナット・オークをはじめ、多くの樹種の集成材を取り扱っています。この記事で紹介した広葉樹系の集成材はほぼすべて対応しています。
サイズをミリ単位で指定できる 天板のサイズを自由に指定してカットしてもらえます。ホームセンターのカットサービスと同じ感覚で、必要なサイズに切った状態で届けてもらえます。
木材の性質・価格帯チャートが分かりやすい 樹種ごとの硬さ・価格帯・用途をチャートで確認できるため、どの木材を選ぶか迷ったときに参考になります。
マルトクショップでの購入方法や注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ
今回はDIYでよく使う集成材の種類と選び方を紹介しました。
コスパ重視・初めての集成材はパイン集成材がおすすめ。ホームセンターでほぼ確実に手に入る
軽さが必要な場面はキリ集成材が最適
広葉樹系はゴム・アカシア・タモ・ウォールナット・オークから好みの色味・予算に合わせて選ぼう
広葉樹系はホームセンターではほぼ手に入らないのでネット購入が前提。マルトクショップがおすすめ
木材選びの全体像については、こちらのまとめ記事で解説しています。













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