こんにちは
かめとんぼです。
今回は、DIYやピクニック、防災にも使える「ブルーシート」について、使い道やサイズ・番手(厚さ)の選び方とおすすめのブルーシート3選について紹介します。
ブルーシートとは?
ブルーシートは、青色の防水のシート(敷物)のことを指します。
素材はポリエチレンという樹脂(プラスチック)で作られており、紫外線に強いことと、防水機能を持つことが特徴です。
シートの縁は2重に織るなどの補強がされており、ハトメと呼ばれる穴の空いた金具がついているため、地面に留めたり、ロープを使ってタープのように張ることもできます。
このブログのテーマのDIYで使われるシーンとしては、ペンキを塗るときに床に敷いて床が汚れるのを防いだり、木を切るときに敷いてのこぎりの切り屑が散らかるのを防ぐために使います。
他にも、ピクニックで床に敷いて服が汚れるのを防いだり、災害時に屋根にかけて雨風を防ぐときなどにも使われます。
色が青色になった背景は諸説ありますが、空や海の色に合わせたという説が有名です。
もっとも、近年ではDIY人気、キャンプ人気の波に乗って、水色以外のおしゃれな色のブルーシートも増えてきています。
今回は、レジャーや防災などいろいろなシーンで使われるブルーシートについて、強み、特徴や使われる場面、また自分に合ったブルーシートの選び方について紹介します。
ブルーシートの使い道
まずは、よくあるブルーシートの使い道を見ていきます。
ここを読めば、意外と知らなかったブルーシートの使い方を発見できるかもしれませんよ。
ブルーシートの使い道は大きく分けてこの3つに分類できます。
DIYの敷物・養生
ピクニック・運動会・花見・キャンプの敷物
災害時の補修
ここでは、このブログのメインテーマであるDIYの敷物・養生としての使い道に関しては詳し目に、また他の2つに関してはサラッと解説します。
それではそれぞれの項目について見ていきます。
DIYの敷物・養生
まずは、DIYの敷物・養生としての使い道を見ていきます。
DIYの敷物・養生としてブルーシートを使うメリットとして、次の3つが挙げられます。
ペンキをこぼしても問題ない
木くずの処理が楽
ねじやナットなどを落として無くすことを防げる
1つずつ見ていきます。
ペンキをこぼしても問題ない
1つ目のメリットは、ブルーシートを敷いておけばペンキ、塗料をこぼしても床や地面を汚すことを防げます。
ブルーシートにはペンキがついてしまいますが、家の床などを汚すことと比べたら優しいものです。
ブルーシートは買い換えられますが、家の床はなかなか買い換えられませんからね。
その他にも、ペンキを塗るときや乾燥中に垂れた場合にも、床が汚れるのを防ぐことができます。
ペンキ、塗料を塗る時には一番初めにブルーシートを敷いて、塗った後に乾かす時もブルーシートの上で乾かすのが王道のパターンです。
木くずの処理が楽
のこぎりで木を切ったり、やすりで木の角を整えたことがある人は分かるかと思いますが、木を切ったりやすったりする時には結構な量の木くずが出ます。
一か所を切るだけなら風が吹けば飛んでいくくらいの量ですが、何か所も切ると結構な量になってきます。
そのままにしておくと広がって庭や駐車場の見た目が悪くなったり、排水溝のつまりの原因になったりします。
そこで、あらかじめブルーシートを敷くことで木くずを集めやすくなり、片づけをずっと楽にすることができます。
ねじやナットなどを落として無くすことを防げる
ブルーシートを敷いておくことで、ねじやナット、ワッシャーなどの小物を落としたときに無くすことを防ぐことができます、
万が一、ねじやナットなどを無くしてしまうと、作りたい物が完成しなかったり、屋外であれば思わぬところで錆びてコンクリートやタイルの床が汚れたり、また落としたねじ、ワッシャーを踏んでケガをしてしまう可能性もあります。
こういったことを防ぐためにも、あらかじめブルーシートを敷いておくことで、作業が終わった後にブルーシートを畳むだけで小物を無くしてしまうことを防げます。
ピクニック・運動会・花見・キャンプの敷物
ここまでは、このブログのメインテーマであるDIYに関するブルーシートの使い道を見てきましたが、ブルーシートにはDIY以外での使いみちもあります。
その代表としては、ピクニック・運動会・花見・キャンプなどでの敷物としての出番です。
ブルーシートを敷くことで、自分たちの場所の確保ができたり、防水というメリットを生かして少し地面がぬかるんでいても座ることができるなど、安心・快適に屋外で楽しむにはブルーシートは欠かせません。
災害時の補修
意外と忘れがちなのが、ブルーシートの災害時の活躍です。
台風が去った後に、屋根が飛んでしまった家の屋根にブルーシートを掛けて補修している様子などは、テレビで一度は見たことがある映像です。
また、避難所の仕切りとしてブルーシートを張ったり、外で荷物を整理するときに使ったり、いざという時に役に立つ場面がたくさんあります。
ブルーシートのサイズ・厚さ(番手)
ここまで、ブルーシートの使い方について見てきました。
ここからは、ブルーシートを使う上で知っておきたい、サイズと厚さ(番手)について見ていきます。
ブルーシートは、広げたときのサイズと、厚さ(番手)に様々な種類があり、自分の使い道にあったサイズ、厚さを選ぶことが大切です。
特に、「番手」と呼ばれる厚さは機能、性能や価格に大きな差が出るので、自分にあった正しい番手選びをすることが大切です。
そこでここからは、自分の使い道にあったブルーシートのサイズ、厚さ(番手)の選び方を紹介します。
ブルーシートのサイズの選び方
まずは、ブルーシートのサイズの選び方を見ていきましょう。
多くのブルーシートは、一辺が90cmの倍数になっていることが多く、一辺が1.8mや3.6mといったサイズとなっています。
代表的なサイズは、下にあるような1.8m×1.8mや3.6×3.6mといったサイズです。
サイズを決める時には、使いたい場所に合ったサイズを選ぶことが大切です。
DIYで使う場合には、屋内で使うのであれば部屋のサイズ、庭などの屋外で使う場合は庭の作業場のサイズなど、作業をする場所に合わせたサイズのブルーシートを用意しましょう。
作業場所のサイズを測るには、コンベックスを使うのがおすすめです。
サイズ選びで迷うのは、ピクニックや運動会などのレジャーでの使用の場合です。
そこで、ブルーシートのサイズ選びを簡単にするために、使用する人数でのブルーシートのおすすめサイズを表にまとめました。
カップルでのピクニックや、子供と親の2人でピクニックなどの、2人+荷物(かばん)+お弁当箱を広げるためには、1.8m×1.8mのサイズがぴったりのサイズです。
1.8m×1.8mというと、たたみ二畳(=畳2枚分)、人が二人寝ころんだくらいのサイズで、2人でのピクニックなどにはちょうどいいサイズです。
大人3~4人や、親+子供2での使用には、1.8m×3.6mや2.7m×2.7mのサイズがおすすめです。
特に、4人で円形に座って真ん中にお弁当箱を置きたいときは、正方形の2.7m×2.7mのサイズがおすすめです。
5人以上で花見をするときや、少し大きめに場所取りをしたいときには、3.6m×3.6mや3.6m×5.4mのサイズがあります。
もしも敷ける場所に対してブルーシートが大きすぎる場合にも、畳んで小さくして使えば十分使えるので、迷ったら少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
サイズ選びの注意点
ここまで、ブルーシートのサイズの目安を見てきましたが、1点、注意したいポイントを紹介します。
それは、商品のパッケージや説明欄で表示されているサイズは、縁をたたんで補強がされる前のサイズになっているので、実際には縦横が20cm程小さいサイズとなります。
例えば、パッケージに1.8m×1.8mと書かれたサイズであれば、実際には上下、左右が10cmずつ折り畳まれており、1.6m×1.6m程度のサイズになります。
そのため、敷きたい場所に対して1.8m×1.8mでぴったりだと思って購入すると、端の部分が少し足りずにかっこ悪い見た目となってしまいます。
この点に注意して、自分の使いたい場所、目的に合ったサイズ選びをしましょう。
ブルーシートの厚さ(番手)の選び方
ブルーシートのサイズが決まったら、次は厚さ(番手)を決めます。
厚さは「番手」と呼ばれることが多く、商品のパッケージや説明欄でもこの呼び方をされることが多いため、ここからは「番手」という表現を使います。
番手は、#1000、#2000といった表現をし、「せんばん」「にせんばん」といった読み方をします。
数字が小さいと薄く、大きくなるに従って厚くて丈夫なブルーシートになります。
よくある代表的な厚さは#1000、#2000、#3000の3種類で、大抵の使い道にはこの3種類で事が足ります。
番手の由来は、規格の3.6m×5.4mのサイズでの重さからきており、#1000のブルーシートでは約1000g(=1kg)となっています。
番手選びの目安としては、DIYやピクニックなどで敷物として使う場合には、#3000のブルーシートがおすすめです。
この厚さのブルーシートは耐久性、防水性も優れていることが多く、長く使用することが可能です。
それに対して、#1000は防水のビニールシートと言った感覚で、庭に木材を置いた時に雨避けとして一時的に掛けたりするような使い方です。
その間の#2000は、敷物として使いたいけど、数回使うだけで耐久性は不要な使い方に便利な厚さです。
#3000と比べると重さが約2/3なので、少し歩く時など重い荷物を持ちたくない時にも便利な番手です。
よく言われる一般的な耐久性の目安としては、屋外に置いておいた場合、
#1000・・・1ヶ月
#2000・・・半年
#3000・・・1年
程度の耐久性があります。
耐久性に関しては、#4000や#5000といった屋外での耐久性に特化したブルーシートもあり、用途によっては検討の余地ありです。
用途別おすすめブルーシート
続いて、用途別のおすすめのブルーシートを見ていきます。
ブルーシートの使い道を次の3つの場合に分けて、それぞれのおすすめのブルーシートを紹介します。
とにかく安いブルーシート
厚さ×コスパ良好ブルーシート
青くないブルーシート
それでは順に見ていきます。
とにかく安いブルーシート
とにかく安いブルーシートを求める場合は、このブルーシートがおすすめです。
商品名に「最軽量」とあるように、とにかく軽さを重視したブルーシートです。
その分生地は薄く、価格が非常に安くなっています。
明確な番手は記載がありませんが、厚さから換算するとおおよそ#1000相当で、使い方によっては数回使用すると防水機能は薄れてきます。
そのため、ペンキなどを使う時に敷くには少し心もとないですが、木くずが広がらないように敷いたり、物が無くならないように敷くには十分使えるブルーシートです。
厚さ×コスパ良好ブルーシート
このブルーシートは厚さが#2000と、厚さとコストの両立を狙ったブルーシートです。
#2000は、#1000と比べると性能的にはかなり大きい差があり、防水性や、破れにくさなどがかなり良い印象です。
特に折り畳んだ時の折り目で破れることも少なく、コストパフォーマンスに優れた厚さです。
青くないブルーシート
少しおしゃれなピクニックや、庭で外から見える所に使いたい場合など、「水色のブルーシートはちょっと・・・」という時におすすめのブルーシートです。
深いグリーン色のブルーシートで、本来は景観保護やカモフラージュ効果を狙った色味となっています。
そのため、芝生や緑の多い庭で目立たずに使用できるだけではなく、部屋で使う時も目立ちすぎず、落ち着いてDIYをすることができます。
厚さは#3000と耐久性にも優れており、ピクニックでの使用やちょっと庭に置いた資材にかけておくような耐久性が必要な使い方も可能です。
まとめ
今回は、DIYやピクニック、防災にも使える「ブルーシート」について、使い道やサイズ・番手(厚さ)の選び方とおすすめのブルーシート3選について紹介しました。
DIYでは、このブルーシートや手袋など、始める前の少しの準備で作業の効率がグッと上がるだけではなく、けがを防ぐことができるようなポイントが様々あります。
このブログでは、他にもDIYについての知識やポイント、知って得する情報などについて紹介していきます。
一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。
かめとんぼ
参考記事
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