こんにちは!
かめとんぼです。
今回は、DIYで作る木製テレビボードの作り方を解説します!
テレビボードの作り方
テレビボード作りに必要な材料・道具
テレビボード作りに必要な金額
はじめに

テレビとセットでリビングの主役の座を務めるテレビボード。
テレビを見るときには自然と目に入る存在で、リビング全体の雰囲気を作り出すのに大切な家具の1つです。
そんなテレビボードですが、実際に購入しようとすると意外と見るべきポイントが多く、
・部屋とテレビのサイズにマッチしていているか
・見た目が好みか、他の家具とマッチしているか
・お値段がリーズナブルか
等々、なかなかイメージ通りの一品に出会えなかったりするもの事実です。
その結果、なかなかお気に入りのものを見つけられず、
引っ越しをしたけれどテレビを床に直置きのまま
という人や、
前の家で使っていたテレビボードをそのまま使っている
という人も多いのではないでしょうか。
そこで、既製品を買うのではなく自分で材料を用意してDIYをすれば、自分のイメージした見た目・サイズ感で、機能性も十分なこだわった自分にぴったりの世界に一台のテレビボードを作ることができます。
そこで今回はテレビボードの作り方として、必要な材料・道具・作り方やポイントを解説します。
自分好みのデザイン、サイズ感をイメージして、自分にぴったりの世界に一台のテレビボードを作ってみましょう。
ざっくりとした作り方のイメージ
まずは細かい作り方、材料の説明に入る前に、ざっくりとした作り方のイメージを理解しましょう。
テレビボードを作るときの工程は、大きく次の7工程からなります。
①形・サイズを考える
↓
②木材を購入 & カット依頼をする
↓
③塗装をする
↓
④外枠・中段を組み立てる
↓
⑤脚を取り付ける
↓
⑥背板をはめる
↓
⑦扉を取り付ける
このイメージがあると、以降の説明が分かりやすくなると思います。
使った材料
続いて、今回のDIYで使った材料を見ていきます。
それぞれの材料を選んだ理由や、使い方、購入先等は、作り方の中で説明していきます。
パイン集成材 厚さ18mm (外枠&中段&扉)

1.天板 800mm×259mm
2.底板 764mm×250mm
3.サイド 300mm×259mm 2枚
4.中段 510mm×250mm
5.仕切り板 282mm×250mm
6-1.扉 250mm×268mm 2枚
6-2.扉 297mm×262mm
木取り
1820×910 厚さ18mm板 から上記サイズにカット


合計約7000円
パイン材 角材 (脚)

50×50 80mm 4本
合計約500円
シナ合板 厚さ9mm (背板)

764×300 厚さ9mm
約500円分
塗料

和信ペイント 水性ウレタンニス(つや消しクリヤー) 約1000円分
スライド丁番

ATOM CRT100-0-6 キャッチあり インセット 6個 約4,000円
ビス
スリムビス 3.3×30 約200円
取っ手

木製取っ手(100均) 3個 約100円
必要な金額
外枠&中段&扉:パイン集成材 厚さ18mm 約7000円
背板:シナ合板 厚さ9mm 約500円分
脚:パイン材 角材 約500円分
塗料:水性ウレタンニス 約1000円分
スライド丁番:CRT100-0-6 約4000円
ビス:スリムビス 3.3×30 約200円
取っ手:木製取っ手(100均) 約100円
合計金額 約12,300円
今回は約1万円強と、既製品テレビボードを購入するときと比べて格段に安く作ることができました。
既製品よりも安く作れて、なおかつ自分の思い通りのサイズ感・見た目で作ることができたため、DIYの良さがぎゅっと詰まった作品になっています。
それぞれの材料を選んだ理由や、塗装のやり方、スライド蝶番の取り付け方等については、下の工程順の説明の中で説明していきます。
使った道具
続いて、今回のDIYで使った道具を紹介します。
1.刷毛・紙コップ
2.紙やすり(240番・400番)
3.メジャー(コンベックス)
4.さしがね
5.鉛筆
6.電動ドリルドライバー 【レンタルできる】
7.ドリルビット
8.ドライバービット
9.座ぐりドリル35mm
今回のDIYで必要になったのは、
・塗装をする時に使う1.刷毛・紙コップと2.紙やすり
・ビスを打つ場所の目印をつけるための3.メジャー(コンベックス) + 4.さしがね + 5.鉛筆
・ビスを打つ下穴を開けるための6.電動ドリルドライバーと7.ドリルビット
・ビスを打つための8.ドライバービット
・スライド蝶番を取り付けるための9.座繰りドリル35mmです。
です。
DIYといえば木材をカットするのこぎり・丸のこを想像する人も多いかと思いますが、今回は使用していません。
下でも紹介するように、木材カットはホームセンターの木材カットサービスを使用するので、のこぎりや丸のこといった切る道具は無くても大丈夫です。
木材カットサービスでは、安全にまっすぐにカットをすることができるるので、このブログでは利用を推奨しています。
3.電動ドリルドライバーは、ホームセンターのレンタルサービスでレンタルすることができます。
初めから道具に大金をかけるのはちょっとと言う人は、レンタルサービスを使ってみるのも手です。
一方、この後もDIYをする予定があるかもと言う人は、ぜひ自分用の電動ドリルドライバーを購入するのをおすすめします。
かめとんぼがDIY初心者の人に一番おすすめしているのは、マキタの充電式ドライバドリル DF030DWX です。
このドリルドライバーは、穴あけ、ねじ締めをするのに十分なトルク(締め付け力)を持ちながら、小型で取り扱いやすいサイズのエントリーモデルです。
DIYに必要な機能を備えながら、プロが使うハイスペックすぎる機能はそぎ落とした、休日のDIYで使うにはぴったりのモデルです。
また、電動ドリルドライバー以外にも、このブログでは紙やすり(サンドペーパー)、メジャー(コンベックス)、さしがね、ドリルビット、ドライバービットに関しても詳しく解説しているので、どんなものを選べばいいかなど、分からないことがあったら参考にしてください。
それでは、実際の工程に沿って見ていきます。
①形を考える (設計)

初めは、形・デザインを考える、いわゆる設計のステップです。
設計のポイント
テレビボード設計のポイントは大きく2つあって、
1つ目は色、デザイン、サイズといった見た目の観点、
2つ目は何を入れるか、どこに置くか、どんなサイズのテレビが上に乗るかといった機能的な観点です。
今回のテレビボードのコンセプトとしては
・テレビは小型の22インチを使用中。このテレビに合うような、小型で可愛いテレビボード
・他の自作家具と合うように、パイン集成材に透明ニス仕上げ
・DVDプレイヤー+リモコンがピッタリ入る中段
・背面の余分なコードをしまえる背板+コード穴
・A4の本、文庫本が入る収納スペース
・ホコリが入らないように扉付き
といった点にこだわりました。
設計のやり方・ポイントについてもっと詳しく知りたい人は、この記事も参考にしてみて下さい。
設計するときにおすすめなのが、パソコンのパワーポイントを使っておおよそのサイズ感を確認しておくことです。

四角、線といった図形コマンドを使って、実物が900mm×300mmであれば9cm×3cmの四角形コマンドというように縮尺を合わせて図を書いてみることで、完成イメージを確認することができます。

木取り
また、設計のステップでは、板材をどのように切り出すか(=木取りといいます)を考えておくと、効率のいい材料購入をすることができ、無駄な材料費を防ぐことができます。
板の目の方向にも注意しながら、同じ幅の材料を並べて効率よくカットできる並べ方を考えます。

木取りのやり方・ポイントについてもっと詳しく知りたい人は、この記事も参考にしてみて下さい。
②木材を購入 & カット依頼をする

形・デザインが決まったら、次は材料の買い出しです。
ホームセンターで購入したもの
今回使った材料では、
パイン集成材(板材)
パイン角材
ビス
はホームセンターで購入しました。
ホームセンターで購入するメリットは、カットサービスを利用できることです。
カットサービスでは
低コスト(50円程度)
安全
きれいに
カットができるので、かめとんぼはいつも利用させてもらっています。
機械でのカットになるので、寸法もしっかり合っていて、断面もしっかり直角に出るため、DIYで作ってもかなりそれっぽく仕上がります。
①形を考える で考えた「木取り図」を参考に、カットサービスでほしいサイズにカットをしてもらいましょう。
ネット通販で購入したもの
今回使った材料では、
シナ合板
塗料(水性ウレタンニス)
スライド蝶番
はネット通販で購入しました。
背板に使ったシナ合板は、楽天市場の「kitohito」さんで購入しました。


シナ合板を選んだ理由としては、
・背板で見えないので見た目は不問
・強度もそこまでいらないので薄くていい(9mmを使用)
といった理由です。
かめとんぼがシナ合板を購入する時は、いつも楽天市場の「kitohito」さんで購入します。
ここのショップすごいところは、
安い(ホームセンターの一枚板の半額くらい?)
無料カットサービスがある
宅配で届くので買いに行かなくていい
送料無料
といったメリットがあるからです。
知る人ぞ知る人気サイトで、入荷してもすぐに売り切れてしまうので、シナ合板を使う予定があったら早めに注文するのがいいです。(楽天スーパーセールまで待っていたら売り切れてしまったこともあります!)

カットサービス有り【シナ合板 カット端材 900×280×9ミリ 10枚入り】 板 木材 DIY 日曜大工 送料無料 工作 棚作り 補修 手作り 端材 材料 シナ合板 木 犬小屋 最短当日出荷
端材として販売しているので最大で900×300mmサイズまでしかないようなので、それ以上のサイズのときはホームセンターでサブロクサイズ(1820mm×910mm)を、端材サイズ以下のときはこちらのサイトで購入するのがコスパが良くておすすめです。
またシナ合板とは別に、塗料(水性ウレタンニス)はamazon、スライド蝶番は楽天市場で購入しました。
最安値のサイトがちょくちょく変わっているので、安い所を比較して購入するのがいいかと思います。
③塗装をする
材料の購入・カットができたら、次は塗装です。
塗装をすることで、色や見た目を整えるだけではなく、撥水性やキズ保護などの実用的なメリットもあります。
水性ウレタンニスとは
今回はパイン集成材の色味をそのまま生かしたかったので、和信ペイントの水性ウレタンニスの「ツヤ消しクリヤー」を塗りました。

木材の塗料の種類はいくつかありますが、今回のように木の色味を生かして、かつ耐水性やキズへの強さが欲しい場合は、水性ウレタンニスがぴったりです。
その中でも和信ペイントの水性ウレタンニスは、
匂いが少ない
水性なので塗りにくいときは水で薄められる
食品衛生法に適合しているので食器棚や食卓にも使える
といったメリットがあり、かめとんぼは水性ウレタンニスを使う時はいつもこの和信ペイントのものを使っています。
ここからはいよいよ塗装していきますが、塗装をする時には、天板を角材や木っ端(木を切った余り)の上に置いて作業をします。
こうすることで、コンクリートやアスファルトの上に直接木材を置いて傷がつくをの防げたり、ひっくり返したときに乾いてない部分があった場合に、地面の砂や草が付着してしまうことを防ぐことができます。
塗料(水性ウレタンニス)の塗り方
板材を塗装する準備ができたら、塗料の入れ物に書いてある使用方法に沿って塗っていきます。
上で紹介した水性ウレタンニスの場合、塗る工程は大きく4つあり、
1. 表面を紙やすり(240~320番)で荒らす
2. ウレタンニスを塗る
3. 1~2時間ほど乾かしたら紙やすり(400番)で整える
4. 再度ウレタンニスを塗る
この4つの工程で行います。
1.表面を表面を紙やすり(240~320番)で荒らす
最初に紙やすりで荒らすのは、ウレタンニスを木材にしっかり付着させるためです。
この時は紙やすりを木っ端(木を切った余り)に巻き付けて、木の目に沿ってやすりがけをします。


木材の角を丸くしたい場合は、この時に合わせて角もやすりがけをして丸くしておきます。
やすりがけをしたら、ほうきなどで木くずを払ってウレタンニスを塗っていきます。

2.水性ウレタンニスを塗る
塗る時のポイントは次の5つです。
ポイント1 木目に沿って塗る
塗るときも、やすりがけと同様に木の目に沿って塗ることで、刷毛の跡が目立ちにくくきれいに仕上がります。
ポイント2 紙コップ等に出して塗る
刷毛にニスをつけるときは、ウレタンニスが入っている缶に直接刷毛を入れて塗るのではなく、紙コップなどに移して塗ることで、刷毛が扱いやすく、また動きながらの作業もやりやすくなります。
ポイント3 日陰で塗る
塗る場所は日陰で風通しの良いところで塗りましょう。
特に暑い日のひなただと、塗ったらすぐに乾いてどこを塗ったかわからなくなってしまうため、家の影や車庫などの日陰で塗ることをおすすめします。
ポイント4 両面塗る
一面を塗って30分程経って乾いたら、ひっくり返して裏面を塗ります。
この時、乾く前にひっくり返すと下の物がひっついてしまうので、乾いてからひっくり返します。
「机のような片面しか使わないものでも両面塗ったほうがいいの?」と疑問に思うかもしれませんが、かめとんぼは両面塗るようにしてしまいます。
昔に片面しか塗らず、乾いた時に少し板が反ってしまった経験があるので、少し大変ですがなるべく両面を塗るようにしています。
ポイント5 しっかり乾かす
裏面も塗り終わったら、缶に書いてある乾燥時間の間乾かします。
3.紙やすり(400番)で整える
乾かしたら、今度は先ほどより少し細かい400番程度の紙やすりで表面をやすり掛けします。

ここでやすり掛けをすることで、一度目の塗装で少し毛羽立った木の表面を削ることができ、二度塗りをしたときにすべすべの手触りに仕上がります。
手で触る→やする→再度触る
といった順で、表面が毛羽立っているところがなくなるように、満遍なくやすり掛けをしていきます。
4. 再度ウレタンニスを塗る
その後、再度ほうきで表面をきれいに掃いたら2回目の塗装です。
2回目も再度両面を塗ったら、再び缶の使用方法に書いてある乾燥時間の間乾かしてしっかりと塗料を付着させます。
基本的には2度塗り後はやすり掛けは必要ありませんが、厚塗りになってしまって刷毛の跡の手触りが気になる場合には、400番程度の紙やすりを軽くかけると、すべすべの手触りに仕上がります。
ここまでで、木材をカット・塗装する工程は以上です。
④外枠・中段を組み立てる

それぞれの板が塗装できたら、次は組み立てに移ります。
組み立ては今回はビスを使うので、
下穴あけ → ビス打ち
の順で進めていきます。
下穴開け

下穴は、最初にまとめて開けてしまうのが楽です。
ビスを打つ場所に印を打って、並べて一気に開けてしまいましょう。
今回使うビスは直径3.3mmと細めのビスなので、これくらいの細さの場合は手前側の板材(ビスを打ちこむ側)だけに下穴として貫通穴を開けておけばOKです。
下穴のサイズは、このような目安で決めます。
径:ビスの太さの7割
深さ:ビスの深さの7割

今回使ったビスは、太さ3.3mmなので、太さ2mmのドリルビットを使って下穴を開けました。
下穴のサイズに関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ビスの選び方はどうすればいいの?という方はこちらを参考にして下さい。
ビス打ち
今回のテレビボードでは、
①天板にサイドを取り付け
②底板と仕切り板を取り付け
③中段を取り付け
という順で組み立てをしました。

①天板にサイドを取り付け

②底板と仕切り板を取り付け
この時仕切り板の位置を確認するために、中段を底板に載せています
(よく見ると、写真左側のスペースは底板の上に中段が載っているのが分かります)

③中段を取り付け (いつの間にか日も暮れています)
ビス打ちで組み立てのときの一番の悩みは、
「誰かに反対側を支えていてほしい…」
といった悩みでしょう。
この悩みに対してはとっておきの解決方法があって、それはクランプを使うことです。
クランプを使えば仮固定した状態で組み立てていけるので、大きくズレて失敗してしまう確率が格段に小さくなります。
⑤脚を取り付ける

外枠の形ができたら、脚を取り付けていきます。
こちらも
下穴→ビス
という順番です。
底板の内側(上面)からビスを打つようにして、外からはビスが見えないようにしています。

脚の形としては
角材(四角柱の木材)
丸棒材(円柱の木材)
金属製脚
キャスター
といった種類がありますが、今回は角材の脚を選びました。

木の円柱の脚もかわいいかと思いましたが、他の自作家具も四角い脚のものが多かったので、家具の統一感を出すために四角い脚にしました。
今回は脚の高さを8cmにしましたが、ルンバなどのロボット掃除機は低くて入れないのかな?と思います。(我が家はロボット掃除機は使っていません)
そういった場合は使っているロボット掃除機に合わせた高さにしてもいいかもしれません。
そうやって自由にサイズ・寸法を決められるのもDIYのいい所です。
⑥背板をはめる

設置したときに背面側にくる背板は、裏側からホコリが入らないようにする役割です。
ただ、背板を板のままはめてしまうと、中段に載せるDVDプレイヤーのコードを裏から取り出せません。
そのため、コード取り出し用に一部を円形にくり抜きました。
また、テレビのコードの余りをDVDプレイヤーの裏に隠したかったので、真ん中上部(下の写真)にも円形穴を開けています。
テレビのコードの余りを真ん中上部の穴から入れて、写真右の穴からはDVDプレイヤーとテレビのコードを最小限だけ引き出せるようにして、余るコードは背板の中に入れられるようになっています。

穴あけは、下で紹介するスライド丁番用に購入したφ35の座ぐりドリルを使用しました。
座ぐりドリルで貫通穴を開ける際は、そのまま開けると抜けた側のフチに大きなバリ、めくれができてしまいます。

そのため、不要な板材(捨て板といいます)を敷いて穴を開けることで、バリやめくれのないきれいな穴を開けることがきます。

⑦扉を取り付ける

最後のステップは、扉の取り付けです。
扉は、丁番(ちょうばん)と呼ばれる金具を使って取り付けます。
丁番は扉などを開閉できるようにする金具のことで、蝶番と書かれることもあります。
丁番には平丁番、抜き差し丁番といったタイプがあり、今回はスライド丁番と呼ばれるタイプを選びました。
スライド丁番とは

スライド丁番は、キッチン下の収納や洗面台下の収納の扉によく使われるタイプの丁番です。
特徴・メリットとしては
・扉が閉まった時に外側から金具が見えない → 見た目がスッキリする
・取り付けた後に位置を微調整できる → 取り付けを失敗しても調整で何とかなる
といった特徴・メリットがあり、かめとんぼがDIYで扉を取り付ける時には、いつもこのスライド丁番を使っています。
スライド丁番の中にも、扉がどういう形で取りつくかの3つのタイプがあり、
かぶせ
半かぶせ
インセット
という3つタイプがあります。
かぶせ・半かぶせは扉が枠の外側に取り付くタイプ、インセットは扉が枠の中に入るタイプです。

今回はその中でも、扉を枠の中に入れる「インセット」タイプにしました。
今回使ったスライド丁番は、かめとんぼがいつも使う「アトムリビンテック」と言う会社の丁番で「CRT100-0-6」という品番です。
「0」がインセット、「6」は閉じかけの時に自動で閉まる方向に力が働く「キャッチ」という機能があることを表しています。
今回はこのスライド丁番を6個、下の楽天市場のサイトで購入しました。
「CRT100-0-6」と座金(金具)、そしてビスがセットで入っているので、購入したら他の部品を購入する必要がなく親切です。
スライド丁番の取り付け方
今回使うアトムのスライド丁番は、扉側の金具と棚側の金具が外せます。
そのため、それぞれの金具をビスで取り付け、最後に金具同士をはめるというステップで取り付けます。
座金の取り付け
まずは棚側の金具(座金)の取り付けです。

付属しているビス4本を使って取り付けをします。
金具の取り付け位置は下のようになります。

この位置に取り付けができるように、
鉛筆で穴あけの位置をマーク → 下穴開け →ビスで取り付け
といったステップで取り付けをしていきます。
本体(アーム側)の取り付け

続いて、扉に取り付ける本体(アーム側)を取り付けます。
本体の取り付けには少しステップが必要で、まずは直径35mmの座ぐり穴を開ける必要があります。

座ぐり穴とは、貫通していない穴のことを言います。
この座ぐり穴に本体をすっぽりとはめることで、スライド丁番は表面から金具が見えずにすっきりとした見た目にすることができます。
座ぐり穴を開ける時は、座ぐりドリルを使います。

今回は金具に合わせた直径35mmの座ぐり穴を開ける必要があるので、Φ35の座ぐりドリルを購入しました。
この座繰りビットを電動ドリルドライバーやインパクトドライバー等に取り付けて、穴を掘っていきます。
今回開ける座ぐり穴の深さは11mmです。
ちょうど刃具の高さが11mmなので、刃具がちょうど穴にはまる深さまで掘っていきます。
座ぐり穴の位置は下のようになります。

この位置に座ぐり穴を開け、本体を取り付けていきます。
本体の取り付けは座金と同様に、
鉛筆で穴あけの位置をマーク → 下穴開け →ビスで取り付け
といったステップで取り付けをしていきます。
座金、本体と両側の取り付けができたら、金具同士をはめて扉の取り付けが完成です。

スライド丁番の調整の仕方
最後に、扉の開閉の調整をします。
今回使用しているスライド丁番には調整ネジが3つついており、それぞれ

①傾き
②高さ
③前後

が調整可能です。
扉と棚の位置関係が
平行になっているか
高さが合っているか
当たっていないか
隙間が均等になっているか
等を確認して、しっくりくる位置に調整しましょう。
かめとんぼがおすすめするのは、一度全部のねじを緩めて「ここだ!」と思ったところで支えて、ねじを締める方法です。
取っ手の取り付け
扉の取り付けができたら、最後に取っ手を取り付けて完成です。


下穴を開けて、付属のビスで裏側から固定しています。
テレビボードの作り方 まとめ

今回は、DIYで作るテレビボードの作り方を解説しました!
このブログでは、他にもDIYについての知識やポイント、知って得する情報などについて紹介していきます。
一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。
かめとんぼ
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