2×4材・1×4材・2×2材…ホームセンターにはさまざまなサイズのツーバイ材が並んでいて、どれを選べばいいか迷いますよね。
しかも規格名の数字(インチ寸法)と実際のサイズ(mm)が違うので、初めて使うときは混乱しやすいです。
この記事では、ツーバイ材の断面・長さのサイズ表と、各サイズの使い分けを解説します。
2×4材(ツーバイ材)の断面と長さのサイズ表
長さのフィート⇔mmの換算
それぞれのサイズの特徴と使い分け
2×4材専用の金具・工具の種類と使い方

DIYについての知識やポイント、知って得する情報などを紹介します。
現在は賃貸マンションに住んでいて、9割以上の家具を自作しながら理想の部屋づくりを楽しんでいます。
本業は機械設計の仕事をしています。
結論 2×4材(ツーバイ材)の断面と長さのサイズ表
まずは結論からお伝えします。
2×4材(ツーバイ材)の断面と長さのサイズ表です。設計や木取りの際にご活用ください。



1点だけ注意が必要です。 規格名の数字(「2×4」など)と実際のサイズは異なります。
たとえば2×4材の名前は「断面が2インチ(約50mm)×4インチ(約100mm)」に由来していますが、実寸は38mm×89mmと一回り小さいです。
各サイズの特徴と使い分けについては後の章で詳しく解説します。
ホームセンターの木材サイズ規格の全体像については、こちらの記事で確認できます。

ここからは、2×4材とは?という基本や、2×4材専用の金具・工具についても見ていきます。
2×4材とは? サイズ規格の名前

2×4材(ツーバイフォーザイ)とは、木材のサイズ規格の名前です。
名前の由来は、断面が2インチ(約50mm)×4インチ(約100mm)の大きさに整えられていることにあります。
ただし実際には製材後に木材が乾燥して縮んだり、表面をカンナ掛けされるため、実寸は38mm×89mmと一回り小さいサイズになっています。
この「名前のサイズと実寸のズレ」を知らずに設計してしまうと、完成時にサイズが合わないトラブルが起きやすいです。設計時は必ず実寸(mm)で計算するようにしてください。
よく勘違いされるのが、「2×4材=SPF材」と思っている方も多いですが、厳密には別の概念です。
2×4材:サイズ規格の名前
SPF材:木材の材種(樹種)の名前
ホームセンターで売られている2×4材のほとんどはSPF材(またはホワイトウッド)ですが、2×4材という規格には樹種の指定はありません。
SPF材の特徴・メリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2×4材の断面サイズについて

断面サイズは上の表の通りですが、いくつか注意点があります。
2×4材の断面サイズの注意点
先に述べた「規格名の数字(「2×4」など)と実際のサイズは異なる」という注意点のほかに、2つの注意点があります。
まずは、2×2材と2×4材のように「名前の数字が倍」になっていても、実寸は倍になっていません。
たとえば2×2材(38mm×38mm)を2枚並べても、2×4材(38mm×89mm)の幅89mmには13mm届きません。
組み立て時に「計算が合わない」と感じた場合はこの点を確認してみてください。
また、実際にホームセンターで売られている2×4材はこの表のサイズぴったりになっていることは少なく、±2mmくらいの幅を持っていることが多いです。
そのため、ぴったりはめたり、真四角を作るなどの正確な寸法が必要な場合には、買った木材のサイズに合わせてカット・組み立てをすることが大切です。
2×4材の長さについて

長さは上の表の通りですが、こちらもいくつかポイントがあります。
長さの単位はフィート(ft)
2×4材の長さはフィート(ft)という単位で表されます。
1フィートは約30cmで、人の足(フット)の大きさが語源です。
断面サイズと異なり、長さはフィートの値通りの長さになっています。
一番よく使う長さは6ft(1820mm)
かめとんぼが考える、DIYで最もよく使うのは6ft(1820mm)です。
ホームセンターの木材コーナーで一番目立つ場所に置いてあるのも6ftの2×4材です。
6ftが使いやすい理由のひとつは、合板の標準サイズである「サブロクサイズ(1820mm×910mm)」の長辺とぴったり合うためです。
2×4材と合板を組み合わせて棚や収納を作るときに、長さの調整が最小限で済みます。
8ft(2438mm)はラブリコ・ディアウォール用に人気
ラブリコやディアウォールを使って部屋の壁に2×4材を立てる場合は8ftを使うことが多いです。
一般的な住宅の天井高は2400mm前後のことが多く、8ft(2438mm)を少しカットするとちょうどよい長さになります。
運搬時の注意
10ft・12ftの長材を購入する場合は運搬手段の確認が必要です。
軽自動車や小型車では8ftがギリギリ積める程度で、それ以上の長材は積み込みが難しくなります。
長材が必要な場合はホームセンターのトラック貸し出しサービスの利用を検討してください。
各サイズの使い分け

2×4材はサイズによって得意な用途が異なります。
ここでは代表的な1×4材・2×2材・2×4材の使い分けを紹介します。
1×4材 薄くて軽い 棚板・フレーム向き
1×4材は4種類の中で最も薄い(19mm)サイズです。
薄くて軽いため、取り回しやすく壁に取り付ける作品にも向いています。
ウォールシェルフ・飾り棚の棚板
すのこ・ルーバーパネル
棚の背板・フレーム材
小物入れ・木箱の側板
あえてデメリットを挙げると、薄い分たわみやすいため、重いものを乗せる棚板には向きません。荷重がかかる場面では2×4材か2×6材を選んでください。
2×2材 細い角材 小物・補強材向き
2×2材は断面が38mm×38mmの細い角材です。補強材や小物づくりに活躍します。
棚や家具の補強材・筋交い
小物入れ・木箱のフレーム
ディスプレイ用のスタンド・台座
すのこの足部分
細くて軽い分、単体での強度は低いため、主要な構造材(脚・柱)としての使用は避けた方が無難です。
2×4材 DIYの定番 脚・柱・フレーム向き
2×4材は4種類の中で最もバランスのよいサイズです。
厚み38mm・幅89mmの断面は、強度と加工しやすさのバランスが取れており、DIYで最もよく使われます。
かめとんぼも棚やラックを作るときの柱・フレーム部分には2×4材をよく使っています。
棚・ラック・テレビ台の柱・フレーム
デスクの脚
ベンチ・イスの脚・座面フレーム
ラブリコ・ディアウォールを使った壁面収納の柱
2×4材専用の金具・工具

2×4材はDIYで使う人が多いため、専用の金具・工具が豊富に揃っています。
これらを活用すると作業効率が大きく上がります。
ラブリコ・ディアウォール 壁面収納・パーテーションに
ラブリコとディアウォールは、2×4材を床と天井で突っ張ることで、壁に穴を開けずに柱を立てられるアイテムです。
賃貸でも使えるため、壁面収納やパーテーションを作りたいときに人気があります。
柱として使う2×4材は8ft(2438mm)を天井高に合わせてカットして使います。
2×4材結合金具 2×4材同士の接合に
2×4材結合金具は、2×4材同士をビスで接合するための専用金具です。
金具を介してビスで固定するため、木材に対してビスを斜め打ちする必要がなく、初心者でも強度の高い接合ができます。
L字型・T字型・直線型など形状が豊富で、作りたい構造に合わせて選べます。

マイターボックス まっすぐカットするためのガイドに
マイターボックスは、のこぎりをまっすぐ・正確な角度でカットするためのガイドです。
2×4材のサイズに合わせた製品が多く、溝に沿ってのこぎりを引くだけで90度・45度のカットができます。
電動工具を使わずにきれいなカットができるため、初心者に特におすすめです。

まとめ
今回は2×4材(ツーバイ材)の断面・長さのサイズ表と、各サイズの使い分けを紹介しました。
規格名の数字と実寸は異なる。設計時は必ず実寸(mm)で計算する
DIYで最もよく使うのは2×4材の6ft(1820mm)
ラブリコ・ディアウォール用には8ft(2438mm)を天井高に合わせてカットして使う
薄い板材には1×4材、細い角材には2×2材、脚・柱のメイン材には2×4材が向いている
2×4材結合金具・マイターボックスなど専用金具・工具を活用すると作業効率が上がる
木材選びの全体像については、こちらのまとめ記事で解説しています。












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