こんにちは
かめとんぼです。
今回は、DIYだからこそクランプが必要な理由と、使い方別おすすめのDIY向けクランプ2選について解説します。
クランプとは?
みなさん、クランプという道具を知っていますか?
DIYをする中では非常に一般的な工具の1つで、人気記事「DIYを始める時に揃えるべき工具7選」の中でも挙げている工具の1つです。
クランプとは、
木材 × 木材や木材 × 作業机など、物 × 物を固定する時に使う工具
のことで、身近にある近い役割の道具としては「洗濯ばさみ」や「ゼムクリップ」なんかも同じような使い方です。
このクランプは意外と知られていない道具ですが、特にDIYで強みを発揮する、DIYを始める時にはぜひ揃えておきたい工具でもあります。
そこでこの記事では、DIYだからこそクランプが必要な理由と、DIYをする中でのシーン別おすすめDIY向けクランプ、また「このタイプのクランプはDIYに向かないなあ・・・」というDIYでは避けておきたいクランプのタイプについて紹介します。
DIYだからこそクランプが必要な理由
実際にDIYをする中でのよくあるよくある悩みとして、
「のこぎりで切るときに、木材を押さえるのを誰かに任せて切るのに集中したい・・・」
「完成形を見るために、誰かにこっち側を支えておいてほしい・・・」
「接着剤で固定したけど、固まるまで持っておくのは無理!でも手で押さえとかないと固まるまでにとれちゃう・・・」
といった悩みがあります。
この悩みにどれも共通しているのは、
「だれか手伝ってほしい!!」
ということが本質ですね。
DIYをするときに家族の手伝いがあれば快適ですが、最初から最後までは手伝ってもらえなかったり、そもそも最初から手伝いをしてくれなかったり(涙)、いつでも手伝ってもらえるとは限りません。
DIYをする中ではこのような様々な悩みがありますが、このブログはこういった悩みは便利な道具で解決しようというスタンスです。
そしてこんな悩みを解決できる、自分の第三の腕として使える工具が「クランプ」です。
自分の用途に合ったクランプを使いこなすことができれば、
木材を切るときに木材と机を固定する
接着剤が固まるまで材料を固定する
完成形を見るための仮組みをする
作業の途中でいったん手を離して休憩する
といった場合にも、誰かに手伝いをお願いしなくとも作業を進めることができます。
まさに、多くの作業を自分でやるDIYには欠かせない道具です。
そんなクランプですが、いざホームセンターで見てみると様々な種類があって驚きます。
「こんなのどうやって使うの」
という複雑な形の物から、
「こんな大きいので何を押さえるの」
というものまであり、良く知らないと選ぶことが難しいです。
そこでこのブログでは、DIYでクランプを使うシーンを大きく2つに分け、それぞれのシーンでのおすすめのクランプをピックアップしました。
2つのシーンは
しっかり固定する時(=木材のカット、接着剤)
軽く固定する時(=仮組み、ちょっと手を離したいとき)
の2つのシーンに分けています
なお、最後には「DIYにはこのタイプのクランプは意外と不便・・・」というタイプも載せているので、よかったら見てみてくださいね。
それでは順に見ていきます。
シーン別おすすめクランプ2選
しっかり固定する時
しっかり固定する時に便利なのが、この「ワンタッチパワークランプ PL-200」です。
木材をカットする際に木材を作業机と固定するときや、接着剤の乾燥のために固定するときなど強い力で物を固定するときにおすすめのクランプです。
Fタイプと呼ばれる種類のクランプで、取っ手をスライドさせて大まかに挟み、取っ手を回すことでねじのように締めて締める強さを細かく調整します。
ざっくり抑えて、その後強さを調整という2段階でしっかり抑えます。
自分で締め付ける強さを選ぶことができるので、ちょっとした仮止めのために軽く固定するのはもちろん、電動工具での作業でしっかり固定したい時にも使えます。
押さえられる厚みと奥行きはこんな感じです。
押さえられる厚み:200mm
押さえられる奥行:80mm
ホームセンターで買えるくらいの木材なら、このPL-200で難なく抑えられます。
もしも抑えられる厚みが足りない場合には、姉妹品の「ワンタッチパワークランプ PL-400」という商品もあります。
PL-400では押さえられる厚みがPL-200の2倍の400mmになっています。
押さえられる厚み:400mm
押さえられる奥行:80mm
普通にDIYをする際には上で紹介したPL-200を用意しておいて、大きな机などの大物をDIYするときには、追加でこのPL-400を用意するという順番でOKです。
このクランプのいいところ
このクランプのいいところは次の3点です。
鍛造製で、強い力で固定してもしっかり締め付けることができる
キャップ部分が動くので、真っ直ぐなもの以外(斜めになった木材など)もしっかり固定できる
予備キャップ付き
1つ目、2つ目にあるようにDIY使いに十分耐えうる強度、作業性を持つことに加えて、特に3つ目の予備キャップがオススメのポイントです。
クランプは金属なので、挟んだものに傷をつけないように先端にキャップがついています。
このキャップを無くしてしまうと木材などに傷をつけてしまうため、途端にクランプ自体が使えなくなってしまいます。
このクランプには、作業中にキャップがなくなることを見越してあらかじめ製品に予備キャップが付属しているため、普段の使用から少し安心して使うことができます。
軽く固定する時
柔らかい材料に接着剤をつけた時に乾くまでの固定や、完成形を見るための仮組みなど、軽く固定するときに便利なのがこの「ロックハンドクランプ RHC-240」です。
スプリングクランプと呼ばれる種類のクランプで、強力洗濯ばさみのようなものです。
持ち手を握ると締めることができ、持ち手の中のオレンジのレバーを引くと開くことができます。
抑えられる厚みは、こんな感じです。
抑えれる厚み:約70mm
普通の洗濯ばさみの約2倍くらいの厚みのイメージです。
このクランプのいいところ
このクランプのいいところは次の3点です。
ナイロン製で軽い
握ると閉じて、レバーを引けば開く(洗濯ばさみと逆の動き)
握る強さで締め付け力を調整できる
材質はナイロン(樹脂)で出来ており、重さは240gと缶コーヒー1本くらいの重さです。
作業のたびに何度も持ち上げてもあまり重さを感じることもなく、重くて苦になることはありません。
この3つの特徴の中では、特に2点目、3点目がおすすめのポイントです。
2点目の握ると閉じて、レバーを引けば開くというのは、洗濯ばさみとは逆の動きです。
洗濯ばさみのように握って開くタイプのものも市販されていますが、そういったタイプのクランプは締め付け力がありすぎるものが多く、開くのに両手でないと開けないというものもあります。
逆に簡単に開けられるものは、締め付ける力が足りないことが多いです。
その点、このロックハンドクランプは開くのに強い力がいらないので、楽して固定したい人におすすめです。
3点目の、グリップを握る強さで締め付け力を調整できる点はあまり他のクランプにはない注目ポイントです。
洗濯ばさみのようなタイプでは、ついているバネによって締め付け力が一定ですが、このクランプでは自分が握る強さによって締め付け力を調整できます。
強く締めると跡がついてしまうやわらかい木材の固定や、木材とスポンジの接着など、強く締め付けすぎたくないときにも使える点がポイントです。
ここまで紹介した2つのクランプは、実際に使う時は木材の両端を押さえるなど、2個セットで使用するときが多くあります。
そのため、クランプは2個セットで用意しておくこととをおすすめします。
DIYに向かないタイプのクランプ
過去に使ってみたけど、このタイプはDIYには向かないなあと感じたクランプ2点を紹介します。
C型クランプ
クランプで検索すると上位に表示される基本的なクランプですが、初心者にはあまりおすすめできません。
C型クランプのメリットはF型クランプより強い力で締め付けることができることですが、DIYではその強い力を発揮する場面があまりなく、ほとんど出番がありません。
C型クランプを使える所にはより便利なF型クランプを使えばいい場面がほとんどなので、迷っていたらF型クランプを使うことをおすすめします。
2.クイックバー
F型クランプのネジをまわす動作を、クイックバーではレバーを引けばできるという商品です。
一見楽そうに見えますが、F型クランプに比べて少し構造が複雑です。
そのため、パッと固定したいけど「あれ、どうやるんだっけ」という時が出てきます。
DIYは仕事のように毎日やる作業ではないので、複雑な機構だとちょっと使ってないとやり方を忘れてしまうことも多くあります。
そのため、DIYではより直感的に作業できるF型クランプをオススメしています。
まとめ
今回は、DIYだからこそクランプが必要な理由と、使い方別おすすめのDIY向けクランプ2選について紹介しました。
クランプを上手に使いこなせることができれば、一人でもいろんなことにトライできるようになります。
このブログでは、他にもDIYについての知識やポイント、知って得する情報などについて紹介していきます。
一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。
かめとんぼ
参考記事
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