こんにちは
かめとんぼです。
今回は、電動ドリルで狙った深さで穴あけをする方法について解説します。
はじめに
DIYでは、電動ドリルを使って木材や金属に穴あけをする場面が多くあります。
例としては、木材にビスを打つための下穴を開けるときや、ダボ継ぎをするための下穴開けなど、特に「下穴開け」として穴あけ作業をすることが多くあります。
木材や金属への穴あけは、正しいビットの径や正しい工具を使えばそこまで難しい作業ではありませんが、その中で人の腕が試されるポイントとして「狙った深さで穴を開ける」という点があります。
穴あけでどこまで深い穴を開けるかは電動工具の操作の具合によって変わるため、慣れないうちは特に深すぎる穴を開けてしまうことが多くあります。
うっかりして穴を深く開けすぎると、下穴としてはスカスカの穴になってしまったり、ビスの入る深さが不揃いで見た目がイマイチな仕上がりになってしまうなど、機能的にも、見た目的にも満足いかない結果となってしまうことが多いため、狙った深さで穴を開けるスキルはぜひとも身に付けたいスキルの1つです。
そこで今回は、初心者でも簡単に狙った通りの深さの穴を開ける方法2選について紹介します。
具体的には、2つの方法の特徴、メリット・デメリットや、注意点について見ていきます。
それでは順に見ていきます。
狙った深さの下穴を開ける方法2選
狙った深さの下穴を開ける方法2選は、具体的には
ストッパーを取り付ける
テープを巻く
この2つです。
ここからは、これらの2つの方法について、やり方、特徴や注意したいポイントについて見ていきます。
ストッパーを取り付ける
一番確実&正確に狙った通りの深さの穴を開けるためには、ドリルビットにストッパーを取り付ける方法が有効です。
ストッパーには様々な形、メーカーのものがありますが、中でも代表的なのは「スターエム」の黄緑色のストッパーです。
このストッパーは、あらかじめドリルビットに取り付けて、狙った深さに到達したら物理的にストッパーが当たって穴あけを止めるという部品です。
使い方はビットにストッパーを通して取り付けたい深さに合わせて、その位置で止めねじを締めることで固定します。
取り付けの際にさしがねやメジャーで正確に深さを測って取り付けることで、数mm単位の思い通りの深さの穴を、同じ深さで何個でも開けることが可能です。
実際の操作や固定方法には特に難しい点もないため、直感的に分かりやすく失敗することもありません。
使う際の注意点としては、1つ目は使いたいビットの太さにあったストッパーを使うことが大切です。
このストッパーは、3mmからおおよそ1mm間隔のサイズ展開がなされているため、自分が使いたいビットに合わせたストッパーを選びましょう。
径が違うストッパーを使うと、ぐらついてしっかり思い通りの深さで止められなかったり、場合によっては穴あけ中にストッパーが動いてしまう可能性があります。
また、2つ目の注意点としては、取り付けたいビットに出っ張りがある場合には使えないので注意しましょう。
特に「皿取錐」と呼ばれる、皿ねじを打つための下穴を開けるビットでは、先端のドリルビットを交換するための固定ねじが出っ張っていることが多く、こういったタイプのビットにはこのストッパーが使えない点に注意が必要です。
これらの2つの注意点を意識すれば、一番簡単&確実に狙った深さで穴を開けられるので、特にDIY初心者にはこのストッパーを使った方法はおすすめです。
テープを巻く
狙った深さで穴を開けるために、ドリルビットにテープを巻いて深さを調整する方法もあります。
この方法のメリットは、ストッパーなどの特別な道具が必要なく、手軽に簡単にできる点です。
やり方は、狙った深さになるようにテープを貼る位置を測り、その場所にマスキングテープやビニールテープを貼ることで目印とします。
このときのポイントとして、テープの端を全部巻かず、端同士を張り合わせるようにするのがポイントです。
こうすることで、目印が木材に近づいたときに、テープの端が木材の面を撫でるように木くずをさらっていくので、ドリルを止める位置がわかりやすくなります。
実際に穴を開けるときには、この目印が近くなったらドリルのスピードをゆっくりにし、目印まで来たところでスイッチを離してストップします。
この方法のデメリットは大きく2つあって、1つ目は、目印のテープのところまで来たら自分でドリルのスイッチを離して、回転を止める必要があることです。
上のストッパーでは、決めた深さに達したらストッパーが当たってそれ以上の深さの穴が開かないのに対して、このテープを張る方法では自分でスイッチを離して回転を止める必要があります。
そのため、うっかり一瞬目を離してしまったり高速で穴開けをすると、目印のテープの位置でストップできない場合があるため、しっかりと注意をすることと、ある程度の技術が必要になります。
2つ目のデメリットは、何度か穴開けをするとテープが破れたり、ボロボロになってしまう点です。
注意して作業をしていても、テープに木くずが当たったり回転力がかかることで、5回~くらいから段々とテープがボロボロになってしまいます。
そうなると、しっかり測ったはずの深さがずれてしまい、狙った深さに下穴を開けることができなくなってしまいます。
そうならないように、2、3回に1回はテープの状態を確認して、破れかけていたら速めに交換することが大切です。
このように、このテープを貼って狙った深さで穴あけする方法は、少しの技術と集中力が必要なものの、手軽にできるため、ストッパーを使うほど正確さを求めない場所には有効です。
また、いろいろなドリルの径を使う時に、全部のサイズのストッパーを揃えることができない場合にも使えるため、覚えておくといざという時に役立つ知識です。
まとめ
今回は、電動ドリルで狙った深さで穴あけをする方法について解説しました。
ストッパーのやり方とテープのやり方、どちらしか知らなかった人も、それぞれの特徴を押さえてうまく使いこなすことができれば、より快適にDIYをすることが可能です。
このブログでは、電動ドリルやインパクトドライバーについて、DIY初心者にも分かるように徹底的に解説しています。
特に電動ドリル/ドライバーの特徴、使い方のポイントや、様々な悩みの解消法に関しては、一番わかりやすいサイトを目指して日々改良をしています。
その他にも、DIYについての知識やポイント、知って得する情報について紹介していきます。
一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。
かめとんぼ
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