こんにちは
かめとんぼです。
今回は、DIYで大きな音を出さずに穴あけ・ねじ締めをする方法について解説します。
はじめに
今回は、DIYをする時の「音」に注目してみます。
こんな人に向けての記事です。
DIYを始めたいけど、まわりの部屋/家への音が心配
音を気にせず静かにDIYをしたい
DIYは、最近は雑誌やインスタ等のメディアで取り上げられることも多く、より身近な存在になってきています。
少し前までは、「日曜大工」という言葉もあったように、お父さんが休日に行うイメージが強くありましたが、最近では女性や主婦でもDIYをする人も増えてきています。
一方で、DIYをしてみたいけれど、環境的にできないといった人がいるのも事実です。
そんな、「DIYをやりたいけどできない」という声の理由の中での上位に挙がることの1つに、「大きな音が出てしまうから」ということがあります。
特に、マンションやアパートでは、隣や下の階の人に気を使う必要があり、大きな音の出る作業ができないことも多いです。
そこで今回は、DIYでの音に注目し、DIYの中で大きな音の出る作業と、その対処法について見ていきます。
具体的には、特に大きな音の出るインパクトドライバーを使った穴あけ・ねじ締めについて、大きな音を出さずに穴あけ・ねじ締めをする方法について紹介します。
それでは順に見ていきます。
DIYの中で大きな音が出る作業はどれ?
まずは、DIYの中で大きな音が出る作業がどれか?について見ていきます。
DIYの作業は、大きくこの4つに分けることができます。
計画する+買う
切る
くっつける
塗る
この中で一番大きい音が出るのは、「くっつける」の中の、ねじ締めの作業です。
特にこのねじ締めの作業は、手動のドライバーで締めると力と体力を消費することから、インパクトドライバーなどの電動工具を使うことが多いです。
インパクトドライバーは、強い力で太いビスを厚い木材に打つことができるというのがメリットですが、反面、DIYの中でも上位を争う大きな音が出る工具です。
そこでこの記事では、インパクトドライバーを使わずに穴あけ・ねじ締めをする方法について見ていきます。
インパクトドライバーで大きな音が出る理由
少し本題からは脱線しますが、インパクトドライバーが大きな音が出てしまう原因について見てみます。
インパクトドライバーは、名前に「インパクト」とついている通り、モーターの回転力と、ねじを木材に食い込ませるための打撃力の2つの力が働きながらねじ締めをする電動工具です。
イメージとしては、ねじの頭を金づちで叩きながら、電気を使ってモーターの力で締めるイメージです。
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金づちで叩くような打撃力が働くことで、ねじをしっかり木材に食い込ませながら締めることができるため、インパクトドライバーのメリットとしては全長が50mmを超す長いねじや、太さが4mmを超す太いねじも締めることができます。
一方、デメリットとして、この衝撃力が働く時に工具の中で「ダダダダ」と大きな音が出てしまいまうということになります。
穴あけ・ねじ締めができる工具は?
再度本題に戻って、インパクトドライバー以外で、大きい音を出さずに穴あけ・ねじ締めが可能な電動工具を見ていきましょう。
この記事を読んでいる方の中には、
穴あけ・ねじ締め = インパクトドライバー
と言うイメージの人も多いかと思いますが、実はDIYで穴あけ・ねじ締めができる電動工具には、インパクトドライバー以外にもいくつかの種類があります。
どれもインパクトドライバーとよく似た形、使い方をするので違いを意識することが少ないですが、それぞれの特徴、機能や、使う時の音の大きさを見てみると、それぞれ特徴があります。
そこでここでは、具体的に、インパクトドライバー以外の穴あけ・ねじ締めができる次の4つの電動工具について特徴、機能の違いと音の大きさを見ていきます。
電動ドライバー
電動ドリル
電動ドリルドライバー
電動インパクトドライバー
ここから紹介する内容を簡単に表にまとめました。
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これらの4つの電動工具の中で、今回はインパクトドライバーを除く3つの工具について簡単に紹介します。
より詳しい解説はこの記事で紹介しています。
電動ドライバー
電動ドライバーは、その名の通りねじを回すためのドライバーが電動になった工具です。
ねじ締めに特化した工具で、サイズが小さくトルク(=パワー)が小さいため、長いねじ、太いねじを締め付けることはできませんが、4つの中では一番小さく、値段も安いことが強みです。
そのため、DIYを始めたてで最初はあまりお金をかけたくない人や、ポケットや小さな工具箱に入れて手軽にDIYをしたい人におすすめできる工具です。
使用時の音の観点から見ると、この電動ドライバーは4つの工具の中で一番小さい音でねじ締めができます。
イメージとしては、電動歯ブラシくらいの音でねじ締めをすることができます。
そのため、この電動ドライバーであれば、ほとんど隣の部屋、家への影響なくDIYを楽しむことができます。
電動ドリル
電動ドリルは、木材や金属への穴あけに特化した電動工具です。
4つのタイプの中では一番マイナーなタイプで、その分メーカーからのラインナップも少なめです。
よく間違えられる下の電動ドリルドライバーとの違いは、ねじ締めができるかどうかです。
この電動ドリルはねじ締めができない(ねじ山を潰してしまう)ため、DIYでは下の電動ドリルドライバーの方が人気となっています。
使用時の音の観点から見ると、この電動ドリルは下の電動ドリルドライバーと同じくらいの、小型の掃除機くらいの音が出ます。
そのため、音の観点から見ればマンションなどでも十分使えますが、上で見たようにこの電動ドリルはねじ締めができないという点から、DIYでは下の電動ドリルドライバーを用意したほうがいろいろな場面に使えて便利です。
電動ドリルドライバー
この電動ドリルドライバーは、4つの中で唯一、穴あけとねじ締めの両方が1台でできる工具です。
1台で2役ができるため、2台を揃える費用、置き場と比べると圧倒的にコスパがよく、4つの工具の中でいちばんおすすめです。
使える場面は木工やリフォーム、家具の組み立てなどの様々な場面で使うことができ、DIYをするなら1台は持っておきたい工具です。
使用時の音の観点から見ると、使う時の音のイメージは小型の掃除機や、扇風機の「強」くらいの音のイメージです。
そのため、マンション等では同じ部屋以外の人に聞こえることもありますが、生活音程度の音なので特段気になる音の大きさではありません。
そのため、この電動ドリルドライバーであれば、周りの部屋、家への影響をほとんど気にせずにDIYを楽しむことができます
電動ドライバー or 電動ドリルドライバーなら音が小さい
ここまで見てきたように、穴あけ・ねじ締めができる4つの電動工具の中で、大きな音を出さずに作業をしたい人におすすめなのは、電動ドライバー or 電動ドリルドライバーです。
電動ドライバーは電動歯ブラシくらいの音の大きさ、電動ドリルドライバーは掃除機くらいの音の大きさと、どちらも生活音としてあり得るくらいの音の大きさのため、この2つのタイプを選べば周りの部屋・家に特段気を使う心配がなくなります。
この2つの工具のどちらを用意するかはそれぞれの使い方によるところが多いですが、イケアやニトリの組み立て家具など、下穴あけが不要でねじ締めのみをしたい場合には電動ドライバーがぴったりです。
それに対して、小物の木工DIYなどの下穴開け → ねじ締めの作業に使いたい場合には、電動ドリルドライバーがおすすめです。
また電動ドリルドライバーには、ねじ締めのスピードを調整しする機能や、ねじを締める強さ(トルク)を調整する機能など、あると嬉しい機能がついている点も見逃せません。
そのため、今後DIYで色々作ってみたいと考えている人や、より便利な道具で作業をしたいと思っている人には、電動ドリルドライバーをおすすめします。
この2つのタイプの工具を使う上で心配になるのが、これらの工具がインパクトドライバーに劣る点かと思います。
これらの工具がインパクトドライバーに劣る点は、ビスを締め付ける強さ(トルク)です。
といっても、結論としては屋内でのDIYでは電動ドリルドライバーを使えばほとんどのビスを打つことができるため、心配はいりません。
打ち込めるビスの太さの簡単なイメージとしては、
電動ドライバー → 30mm以下のビス
電動ドリルドライバー → 50mm以下のビス
インパクトドライバー → 100mm以上のビス
というような感じで下に行くほど長いビスを打つことができるようになりますが、屋内DIYで50mmを超える長いビスを扱うことはほとんどないため、トルクの面で心配することはありません。
そのため、これまで見てきたように、屋内で大きい音を出さずにねじ締めをしたいときには、電動ドライバー or 電動ドリルドライバーを使うのがベストです。
まとめ
今回は、DIYで大きな音を出さずに穴あけ・ねじ締めをする方法について解説しました。
このブログでは、電動ドリルやインパクトドライバーについて、DIY初心者にも分かるように徹底的に解説しています。
特に電動ドリル/ドライバーの特徴、使い方のポイントや、様々な悩みの解消法に関しては、一番わかりやすいサイトを目指して日々改良をしています。
その他にも、DIYについての知識やポイント、知って得する情報について紹介していきます。
一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。
かめとんぼ
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