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知らなきゃ恥ずかしい?ワッシャーの役割と選び方!

組み立て

こんにちは

かめとんぼです

今回は、ワッシャーの役割・種類について解説します。

ワッシャーとは

ワッシャーは、ボルト・ナットやネジを締める時に使う、穴が開いた薄い金属などの板です。

外側が円形、真ん中にも円形の穴が開いているドーナツ型のものが代表的ですが、外側が四角のものや、一部が切れているC型のワッシャーなどがあります。

ワッシャーの使い方を、ボルト・ナットと使う場合を例として説明すると、初めにボルトにワッシャーを通し、そのボルトを締め付けたいものの穴に入れます。

ワッシャーはボルトと締め付けたい物との間に位置しています。

ナット側も同様に、締め付けたいものの裏側からでてきたボルトにまずワッシャーを通し、そのあとにナットをつけます。

締め付けた後は、

ボルトの頭 → ワッシャー → 締め付けたいもの → ワッシャー → ナット

の順に並んでいれば正解です。

ワッシャーの役割

ワッシャーの役割は、主にこの3つです。

ボルト・ナットの食い込みを防ぐ

締める時の傷を防ぐ

ボルト・ナットを緩みにくくする

順に詳しく見ていきましょう

ボルト・ナットの食い込みを防ぐ

ワッシャーの1つ目の役割は、ボルトやナットが、木材や鉄板などの締め付けたい材料に食い込んでしまうことを防ぐ事です。

ワッシャーを使わずにボルト・ナットを締め付けると、特に強い力で締め付けた時には締め付けられる材料にどんどん食い込んでいきます。

特に柔らかい木材やプラスチックなどでは、食い込み方が顕著です。

食い込んでしまうと、

・しっかり締め付けられない

・ボルトが緩む

・ボルト・ナットが外せなくなる

・見た目にも良くない

など、様々なデメリットが出てきます。

そこでワッシャーをつかうことで、ボルト・ナットの食い込みを防ぎます。

ワッシャーを使うことで、ボルト・ナットと締め付けたい材料の接する面積を大きくし、食い込むことを防いでいます。

締める時の傷を防ぐ

ワッシャーの2つ目の役割は、ボルトを締め付ける時の傷を防ぐ事です。

役割の1で「食い込みを防ぐ」と書きましたが、ワッシャーが無い場合、もし食い込みを気にして弱い力で締め付けたとしても、ボルトと材料がこすれて傷が付いてしまいます。

傷がつくことによって、見た目が損なわれることはもちろん、表面の塗装がとれてそこから変色さびが始まるなど、機能的にも問題が発生します。

そのため、締め付ける時の傷を防ぐためにも、ワッシャーを使用することが必要です。

ボルト・ナットを緩みにくくする

ワッシャーの3つ目の役割は、ボルト・ナットを緩みにくくすることです。

ワッシャーにはよく見るドーナツ型以外にも、一部が切れてCの形をしている「Cワッシャー」や、歯のようなギザギザの付いた「歯付座金」があります。

これらのワッシャーは、ボルト・ナットの緩みを防ぐ効果があります。

ワッシャーの種類

代表的なワッシャー3種類を紹介します。

平ワッシャー

Cワッシャー

歯付座金

平ワッシャー

一番代表的な、平らで真ん中に穴が開いているワッシャーです。

最もよく使われるのは外側、内側共に円形の、ドーナツ型の平ワッシャーです。

外側が四角のものも存在します。

先に紹介した3つの役割の中では、

1.ボルト・ナットの食い込みを防ぐ

2.締める時の傷を防ぐ

に効果があります。

Cワッシャー & 歯付座金

この2つは、先に紹介した3つの役割の中で、

3.ボルト・ナットを緩みにくくする

に効果があります。

Cワッシャーはその名の通り、ドーナツ型の一部が切れてCの形をしています。

Cの切れている端の部分がボルトと締め付けたい材料にそれぞれ食い込み、緩むことを防ぎます。

バネのように広がり、それぞれの材料に食い込むので、スプリングワッシャーとも呼ばれます。

歯付座金は、ドーナツ型のワッシャーの内側か外側、もしくは両側が歯のようにギザギザになっているワッシャーです。

ワッシャーのことを日本語では座金(ざがね)と言います。

歯のような形をしている座金(=ワッシャー)ということですね。

このCワッシャーと歯付座金は、平ワッシャーに比べると小さく、食い込みを防ぐ効果は少ないです。そのため、後ほど紹介するように、

平ワッシャー + Cワッシャー

平ワッシャー + 歯付座金

のように組み合わせて使用します。

ワッシャーの選び方&使い方

ワッシャーがどういう役割をしているのか、どんな種類があるのかを説明してきました。

ここからは、ワッシャーの選び方、使い方を紹介します。

まず、ボルト・ナットを使う時は必ず平ワッシャーは使用しましょう。

どんな時でも、ボルト・ナットの食い込みを避けたいからです。

平ワッシャーの選び方は、ボルトの径にあったものを選びます。

お店のボルトが入っている袋や入れ物には、M6やM4といった文字が書かれています。

これは、ボルトのサイズです。

選んだボルトと同じサイズのワッシャーを選びましょう。

同じサイズを選べば、ちょうど入るサイズになっています。

外径の種類がある場合、基本的には一番小さいもので大丈夫です。

もし、柔らかい木材や樹脂などにボルトを通す場合、一番小さいものより少し大きいものを選ぶと、食い込みにくくて安心です。

続いて緩み止めの効果のあるCワッシャーや歯付座金ですが、これはいつでも必須という訳ではありません

乗り物のように振動がかかりやすかったり、万が一緩むとケガ等につながる場合には使用しましょう。

選び方は平ワッシャーと同様、サイズが合っている物を選べばOKです。

平ワッシャーと、Cワッシャー or 歯付座金の順番ですが、

ボルトの頭 → C or 歯付ワッシャー → 平ワッシャー → 締め付けたいもの → 平ワッシャー → C or 歯付ワッシャー → ナット

の順になるように取り付けます。

まとめ

ワッシャーについて、基本となる役割や種類、使い方について解説しました。

ワッシャーを正しく使える人/使えない人では、出来上がったの物出来栄えや、長持ちさに大きな差が出ます。

正しく学んで、楽しいDIYを目指しましょう。

かめとんぼ

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