こんにちは
かめとんぼです。
今回は、質のいい木材を選ぶために確認すべき5つのポイントと、うっかり買ってしまったときの対処法について解説します。
はじめに
DIYをする時の楽しい作業の1つに、ホームセンターでの買い出しがあります。
木材を選んだり、ビスや蝶番を選んだり、ホームセンターを歩いていると作りたい物のイメージが膨らんできて、あっという間に時間が過ぎていることも多くあります。
そんな楽しい買い出しですが、こと木材を選ぶときに限っては、気軽な気持ちでいてはいけません。
なぜなら木材は、木目、反りなどの個体差があり、中には大きく反っていたり、死に節と呼ばれる弱い部分のある木材もあるためです。
そのような木材を選んでしまわないためにも、ホームセンターで木材を買う時にはしっかりと選んで購入することが大切です。
そこで今回は、こんな特徴のある木材は避けたほうがいいという、質のいい木材を選ぶために見るべき5つのポイントについて紹介します。
具体的には、次の5つのポイントについて、良い木材、良くない木材の見分け方を解説していきます。
反り・ねじれ
割れ
節
ヤニ
変色
順に見ていきます。
反り・ねじれ
木材を選ぶときにまず初めに確認したいポイントは、木材の反り・ねじれです。
木材が反っていたり、ねじれていたりすると、四角形に組んでも角にすき間が出来てしまう事があります。
そのため、木材を買う時には反り・ねじれに注意しましょう。
確認方法は、大きく反っていたりねじれていたりするものは、縦方向、横方向から目で見て明らかに分かることが多いです。
そのため、まずはそういった木材を候補から除きます。
より正確に見たい場合は、木材の角を木口側から見ることで、確認することができます。
他にも、台車や合板などの平らなところに置いて少し押してみる事で、反ったり曲がったりしているとガタガタ音がするので確認することができます。
もっとも、木材はいつかは反り、ねじれが出てきてしまうこと、またDIYではそこまで厳密にまっすぐな木材が必要になることも少ないため、目で見て曲がったり反ったりしている木材を除いておけば、そこまで大きな失敗になることは少ないです。
割れ
他のポイントと比べると割れている木材は少ないですが、時より見かける事があるので注意しましょう。
ヒビのように割れ目が入っていたり、角が木目に沿って欠けていたりします。
また、木材を輸送中に束ねているPPテープが食い込んで少し凹んでいる場合もあるので、そういった目線でも注意しましょう。
節
3つめに注意したいポイントは節(ふし)です。
節は木から枝が分かれた跡のことで、木材の表面に「目」のような形をしている部分のことを言います。
節について覚えておきたいことは、節には「生き節」と「死に節」があると言うことです。
木材選びをする時は、生き節はあってもOK、死に節は避けたほうが無難です。
生き節は、触ってもポロっと取れない節です。
節の周りが白っぽく、後から出てくる死に節のように黒ずんでいないことが特徴で、木から枝が伸びる時にできます。
少し硬く、のこぎりでのカットやドリルでの穴あけが少し大変ですが、そのままDIYで使っても節が取れることは無いのであまり気にしなくても大丈夫です。
死に節は、触るとポロっととれる、周りの黒くなっている節です。
死に節の成り立ちは、枝(特に枯れた枝)が伸びているところに、幹が太くなって枝を飲み込むように成長していくときにできます。
ポロっと取れることがあるので、作業中や、完成した後に抜けて穴が開いてしまう心配や、見た目的に良くないこと、また曲がりや反りの起点となることがあるので、死に節が無い木材を選ぶことが大切です。
ヤニ
ヤニは木材の切れ目などからでる、はちみつのような黄金色の液体です。
触ると手や服についてしまうことはもちろん、見た目が悪かったり塗料が塗れないといったデメリットがあるため、ヤニが出ている木材は避けたほうがいいです。
とくに米松などの木材に多いですが、2×4材として使われるSPFでも見られます。
変色
最後の注意ポイントは変色です。
変色の中でも特に多いのは、表面が黒っぽくなっていることが多いです。
木材を加工したときについてしまったものや、輸送中、店での展示中についてしまったものなど、色々な場面でついてしまいます。
慣れてくればカンナなどで削れば取れますが、手間を考えると変色がないものを選ぶほうが早いです。
気づかずに買ってしまった場合
ここまで、質のいい木材を選ぶための5つのポイントについて見てきましたが、これらのポイントに注意していても、気づかずに買ってしまうこともよくあります。
実際にかめとんぼもうっかり買ってしまうことも多く、家で気づいてびっくり!と言うことも一度や二度ではありません。
そこでここからは、かめとんぼがそういった失敗を繰り返して覚えた、うっかりよくない木材を買ってしまったときの対処法を紹介します。
見えないところに使う
王道の、「隠しちゃう」作戦です。
死に節が抜けて穴が空いているところや、変色、少しの割れならこの方法を使います。
棚の背になる部分や、底になる部分など、普段の使用では見えない部分に使うことで、失敗をリカバリーします。
やらかしたときの必勝パターンです。
そこを使わないように切る
例えば1820mmの木材から500mmを3本切り出す場合などは、節などの使いたくない部分を上手く余らせる事で、きれいな部分のみを使うことができます。
新しい木材を買う
これも1つの手です。
どうしようもない変色や曲がりがあったら、新しい木材を買うのが一番簡単に解決できます。
曲がっている木材は保管しておけば、短い材料用に曲がっていない部分を使ったり、クランプを使う時の当て木にも使うことができます。
妥協も大事
ここまで、気づかずに買ってしまった場合の対処法を紹介してきましたが、3つ目にあるように諦めも大切です。
DIYでは、時には妥協することも大切です。
もちろん丁寧にやれるところはやることが大切ですが、最初から最後まで全て完璧にできることはほとんどありません。
いつも少し失敗して、「次作るものは上手く作るぞ!」と思いながらも、なかなか100点満点の出来にはなりません。
しかし「なかなかうまくできない!」という気持も含めて、DIYの良さ、楽しさなんじゃないかなあと思います。
たとえ50点の出来だったとしても、実際に使う時に「これ作るとき大変だったんだよなあ」という楽しい思い出を思い出す事ができれば、DIYで自分で作った意味は十分にあると思います。
まとめ
今回は、質のいい木材を選ぶために確認すべき5つのポイントと、うっかり買ってしまったときの対処法について解説しました。
このブログでは、他にもDIYについての知識やポイント、知って得する情報などについて紹介していきます。
一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。
かめとんぼ
参考記事
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