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木材へのビス打ちに下穴は必要??DIYならではの理由も解説!!

組み立て

こんにちは!

かめとんぼです。

今回は、木材にビス(木ねじ)を打つ時に、下穴が必要かどうか??について考えてみました。

結論としては「下穴はあったほうがいい!」となっていますが、どうして必要なのか、どうしてめんどくさいと感じてしまうのかなどを、数字も交えながら理論的に考察しています。

「下穴開けるのさぼっちゃおかな~」と思った時に、「やっぱ開けたほうがいいかな」と思ってもらえるような記事を目指して書きました。

お時間のある時にぜひ読んでみて下さい。

かめとんぼ

DIY歴15年の20代サラリーマン・メカエンジニアです。
DIYのコツ・ポイント・得する情報を紹介します。

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この記事で分かること

下穴を開けたほうがいい理由

下穴開けをめんどくさいと思ってしまう理由

下穴開けはほんとに時間がかかるのか

「下穴 必要」検索

木材にビス(木ねじ)を打つときに「下穴を開けたほうがいい」と言うのは、DIYをする上で誰もが聞いたことのあるポイントです。

このブログでも、「下穴をあけたほうがいい」という考えの元、最適な下穴径や下穴のあけ方について解説してきました。

しかし一方で、下穴を開けるのはめんどくさいと感じることもあり、

「本当に下穴は開けないといけないのかな・・・」

「下穴を開けずにビス打っちゃだめかな・・・」

といった考えになってしまう事が多いことも事実です。

ネットでは、

下穴は絶対に開けたほうがいい

と言う保守的な意見から、

開けなくてもなんとかとかなる

という尖った意見まで様々あり、厳密な正解は無いようです。

そこで今回は、「ビスを打つときには本当に下穴を開けたほうが良いのか」という悩みについて、様々なメリット・デメリットを整理して理屈的に考えてみます。

具体的には、下穴を開けた方がいい理由を挙げつつ、どうして人は下穴を開けることをめんどくさがってしまうのか、その理由を考えてみます。

そして最後には結論として、かめとんぼはどう考えるか、DIYならではの面も含めて解説します。

下穴を開けたほうがいい理由

ビスを打つときに下穴を開けたほうがいい理由はいくつかありますが、ここでは代表的な4つを紹介します。

木材が割れない

ビスのねじ山が潰れない

ビスをまっすぐ打てる

ビスを打ちたいところに打てる

順に見ていきます。

木材が割れない

下穴を開けておく一番のメリットは、ビスを打った時に木材が割れないことです。

特にビスを木材の端に近い所に打つと割れやすく、割れてしまうとその周辺はビスが二度と打てなくなってしまう事が多いです。

木材が割れてしまう一番の理由は、無理にビスを打つことでビスの体積分の木材行き場がなくなり、割れてしまうことです。

そのため、下穴を開けてビスの体積分の木材をあらかじめ取り除くことで、ビスを打っても割れにくくなります。

ビスのねじ頭がなめない(潰れない)

下穴を開けることで、ビスの頭がなめにくいというメリットもあります。

下穴を開けずにビスを打つときには、強いトルク(=パワー)が必要になります。

トルクは簡単に言うと回す力で、強いトルクをかける時に心配しなけばいけないのは、ビスの頭がなめて(潰れて)しまうことです。

そこで下穴をあらかじめ開けておけば、強いトルクが不要となり、結果としてねじ頭を潰してしまうリスクが非常に小さくなります。

ビスをまっすぐに打てる

下穴をあらかじめ開けておくことで、ビスをまっすぐに打てるというメリットもあります。

もし下穴を開けずにビスを打った場合、ビスが節などの硬い所に達すると、硬い所を避けるように斜めに打ち込まれます。

これは、ねじ締めのためのドライバービットとビスは、頭をはめるだけでしっかりと固定はされていないため、ビスが曲がっても向きを調整することができないからです。

一方、下穴を開けるのにはドリルビットを使いますが、ドリルビットと工具はしっかり固定がされているため、硬い節があっても自分の開けたいように下穴を開けることができます。

そのため、木材に対してまっすぐ下穴を開けて、その穴にビスを打てば、ビスをまっすぐ打ち込むことが可能です。

ビスを打ちたいところに打てる

これも上の”まっすぐ打てる”と同様、下穴を開けるとビスを正確に打ちたいとことに打つことができます。

上で解説したように、ドライバービットとビスは完全に固定されていないため、打ち込むときにビスが木材の上を滑ってしまっても、それを直して矯正しながらビスを打つことはできません。

一方、ドリルの刃は工具にしっかりと固定されているため、自分が刃を当てたところに穴を開けるのは簡単です。

そのため、ドリルの刃で下穴を開けてからビスを打ち込むことで、ビスを自分が打ち込みたいところに正確に打つことができます。

どうして下穴をあけるのがめんどくさいのか

ここまで、下穴を開けるメリットを見てきましたが、それでも実際に下穴を開けるのをサボってしまうことも多くあります。

その理由はいくつかありますが、全てに共通するのは、「下穴を開けるのがめんどくさいから」これに尽きます。

そこでここでは、この「めんどくさい気持ち」に向き合うために、どうしてめんどくさいのかの理由を考えてみます。

この「めんどくさいと思う理由」が分かれば、その対処法が分かるかもしれません。

この理由は、大きくこの2つがあると思います。

時間がかかる

ビットの付け替えに時間・手間がかかる

順に見ていきます。

時間がかかる

下穴を開けるのをめんどくさく感じる1つ目の理由は、単純に時間がかかるからですね。

ビスを打つ穴全てに下穴を開けると、単純にビス打ちに2倍の時間がかかります。

これはめんどくさいですね。

では、この下穴を開ける時間は実際にDIYをする中でどのくらいの時間を占めるでしょうか。ほんとに時間がかかるのでしょうか。

DIYの作業を

計画する+買う

切る

くっつける

塗る

の4ステップに分けて、全体にかかる時間を10とすると、それぞれの時間はおおよそこんな感じに分配されます。

計画する+買う:5

切る:2

くっつける:2

塗る:1

ーーーーー

全体:10

ビスを打つのは、この中のくっつけるに該当しますが、もし下穴を開けずにこの時間を半分にした場合(2→1)、全体の時間は10→9に減ります。

すなわち、10%減です。

つまり、下穴を開けると時間がかかってめんどくさいと思う人が本当に考えるべき事は、

DIY全体の時間が10%減ること vs 上の4つのメリットが無くなること

天秤にかけてどちらが得だと感じるか、と言うことですね。

かめとんぼ的には、数字で見てみると意外と下穴を開けるのをサボるメリットは少なくリスクの高い賭け事だなと感じました。

このくらいの時間の短縮しか見込めないのなら、毎回下穴を開けた方が良いのでは・・・と言うのが、率直な感想です。

ビットの付け替えに時間・手間がかかる

2つ目のサボりたくなる理由は、ビットの付け替え時間・手間がかかるからです。

ビスを打つためにはプラスやマイナスのビットを使いますが、それに対して下穴を開けるのにはドリルビットを使う必要があるため、それぞれの作業をするときにはビットを付け替える必要があります。

もっとも、インパクトドライバーの先端はスリーブと呼ばれる、ビット交換がしやすい形状になっていますが、それでも何度も付け替えるとなるとめんどくさく感じます。

実は、このめんどくさいポイントにはとっておきの対策があって、ずばり電動工具2台持ち作戦です。

つまり、ビス打ち込み用にインパクトドライバーを1台、下穴開け用に電動ドリルドライバーを1台準備して、ビットを付け替えるのではなく工具の持ち替えで済ましてしまおうという作戦です。

この作戦のメリットは、工具の持ち替えだけでできるので圧倒的に早く楽に作業ができることです。

DIYは土日などの限られた時間でやることが多いため、短い時間で作業をできるのはとても大きなメリットです。

一方、デメリットとしては電動工具を2台揃える必用があるため、お金と片付ける場所が必要になる点です。

このデメリットに対する対処法の1つとしては、インパクトドライバーと電動ドリルドライバーを同じメーカーの、同じバッテリーのタイプで揃えることです。

電動工具はバッテリーの値段が多くを占めるため、同じバッテリーを共有できる工具を揃えれば無駄なバッテリーを買う必要が無く、金銭的にメリットがあります。

またバッテリーの整理、充電の準備の手間も少なくすることができ、価格以上の多くのメリットがあります。

このように、ビットの付け替えがめんどくさいという悩みに対しては、電動工具2台持ち作戦をおすすめします。

それでも下穴は開けたほうがいいです

ここまで、下穴を開けるメリットと、めんどくさいと感じてしまう理由について見てきました。

では実際に、かめとんぼとしては下穴は開けたほうがいいのか、それとも無くてもいいと思っているのか、長年のDIY経験で達した結論をお伝えします。

かめとんぼが出した結論は

それでも下穴は開けたほうがいい

です。

これには、上に挙げたようなメリット・めんどくさいと感じる理由に加えて、DIYならではの理由もあります。

DIYならではの理由とは、

失敗すると、モチベーション・お金・時間を無駄にしてしまうから

いつも同じクオリティーの木材ではないから

この2点です。

失敗すると、モチベーション・お金・時間を無駄にしてしまうから

DIYならではの下穴を開けるべき理由の1つ目は、下穴を開けずに木材が割れてしまうなどの失敗があると、DIYのモチベーションお金時間無駄にしてしまうからです。

DIYは、他の人から給料をもらったり、頼まれてやることは少なく、自分が「やりたい」と感じて行うものです。

そのため、モチベーションはすごく大切で、一度大きな失敗をしてしまうと、最後まで作るモチベーションが無くなったり、その後の作業が雑になってしまいます。

そうならないためにも、あらかじめ防げる失敗は防げるように、少し落ち着いて下穴を開けてからビスを打つことをおすすめします。

いつも同じクオリティーの木材ではないから

2つ目のDIYならではの理由は、いつも同じクオリティーの木材ではないからです。

下穴を開けずに無理にビスを打って、結果的に失敗してしまう理由の1つに、以前(たまたま)うまくいったからと言うものがあります。

以前うまくいっていると、今回も同じように少しズルして下穴を開けるのをサボりたくなってしまいますが、DIYでは木材のクオリティーがいつも同じでは無いと言うことを忘れてはいけません。

木材によって乾燥の具合、カットの具合が異なり、以前は同じようにビスを打って割れなくても、今回は割れてしまうかもしれません。

そうなると一か八かの博打になりますが、上で数字で見たように、下穴を開けずにビスを打つのはあまりメリットの大きい博打ではありませんでした。

このこと踏まえると、DIYではビスを打つときには下穴を開けたほうが、どんな木材が来ても失敗する可能性を限りなく小さくすることができます。

まとめ

今回は、木材にビス(木ねじ)を打つ時に、下穴がいるかどうかについて解説しました。

最後のまとめの段落でも見てきたように、かめとんぼとしては木材にビスを打つときには下穴を開けたほうがいいと思っていて、実際にDIYをするときには必ず開けるようにしています。

その方が結果的にきれいに仕上がること、時間がかからないことを経験してきているからです。

もし、下穴を開けるべきか悩むことがあったら、この記事を見返して、それぞれのメリット・デメリットを考えるための参考にしてもらえたらうれしいです。

このブログでは、DIYについての知識やポイント、知って得する情報について紹介していきます。

一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう。

かめとんぼ

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