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【図解】インパクトドライバーとドリルドライバーの違いを解説 初心者DIY向きの電動ドリルはどっち?

DIY道具

こんにちは

かめとんぼです。

この記事では、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いを説明します。

はじめに 電動ドライバーは2種類ある

DIYをするのにあたり、揃えておきたい工具の一つに電動ドライバーがあります。

電動ドライバーは、穴あけやネジ締めを電動で行うことができる工具です。

単純な反復作業になりがちな穴あけ、ネジ締めを電動ドリルで行うことで、

楽にできる

速くできる

といったメリットがあります。

実はこの電動ドライバーには

インパクトドライバー

ドリルドライバー

の2種類があることを知っていますか?

両者は見た目は非常に似ているものの、少し機能、構造が違っており、それぞれ得意分野があります。

この記事では、インパクトドライバーとドリルドライバーの特徴、違いを解説し、初心者DIYにはどちらを選べばいいのかを解説します。

結論 初心者DIYにはインパクトドライバーがおすすめ

まず初めに結論から言うと、初心者DIYにはインパクトドライバーがオススメです。

それぞれの特徴、違いを表にまとめました。

ではそれぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

インパクトドライバーとドリルドライバーの違い

動き方の違い

まずは、インパクトドライバーとドリルドライバーの動き方の違いを見ていきましょう。

まずは比較的イメージしやすい、右のドリルドライバーから見ていきましょう。

ビスを締める時、右のドリルドライバーは回転力のみが加わります。

イメージとしては、手動でビスを締める動作の代わりに、電気を使ってモーターの力で締めるイメージです。

それに対して、左のインパクトドライバーには回転力に加えて打撃力が加わります。

イメージとしては、ビスの頭を金づちで叩きながら、電気を使ってモーターの力で締めるイメージです。

金づちで叩く打撃力が働くことで、ビスをしっかり木材に食い込ませながら締めることができます。

その結果、インパクトドライバーの方がより硬い木材や、長いビスでもしっかりと締めつけることができます。

これが、インパクトドライバーをオススメする理由の1つです。

トルク

次は、トルクの観点からインパクトドライバーとドリルドライバーの違いを見ていきます。

トルクを簡単に言うと「回す力」です。

木材が硬いときやビスが太いときには、高いトルクのインパクトドライバーを使わないといけません。

逆に柔らかい木材、細いネジの時は低いトルクのインパクトドライバーでOKです。

最大トルクの違い

インパクトドライバーとドリルドライバーの最大のトルクを比べてみます。

上でも説明したようにインパクトドライバーは回転力+打撃力、ドリルドライバーは回転力のみが働きます。

そのため、インパクトドライバーは木材が硬くても、またビスが太くても打つことができ、つまりトルクが高いということになります。

逆にドリルドライバーは回転力のみなので、トルクの値はインパクトドライバーに劣ります。

トルクの調節

続いて、トルクの調整方法を見てみましょう。

インパクトドライバーのトルク調整

インパクトドライバーのトルクは調整することができず、どんな速さでも一定です。

トリガーを軽く押してゆっくり押して遅く締め付けても、トリガーを強く押して速く締め付けても、トルクの値は一定です。

そのため、高いトルクが必要なときに、後述のドリルドライバーのようにダイヤルを調整する必要はありません。

逆に、Φ2mm以下程度の細いビスを締める時にも高いトルクで締め付けてしまうので、木材にビスがのめり込みすぎてしまうことがあります。

このことの対処法としては、トリガーを軽く抑えてゆっくり締め付けて、締め付けすぎないところでストップする必要があります。

ドリルドライバーのトルク調整

ドリルドライバーのトルクは、トルクダイヤルで調節可能です。

硬い木材、長いビスを使う時は高いトルクが出るように調整し、逆に柔らかい木材、細いビスを使う時は低いトルクになるように調整します。

調整可能なメリットとしては、トルクの上限を決めることで細いビスを使う時に締め付けすぎてビスが木材にめり込むことを防ぐことができます。

デメリットとしては、木材の材質、ビスの長さに応じてトルクを調整するのが少々面倒ということです。

木材の種類、ビスの長さに応じた絶対的なトルクと言うのが決まっているわけではないので、最初はある程度経験で合わせていく必要があります。

そのため、トルクの調整の面で見ても初心者DIYにはドリルドライバーよりインパクトドライバーを使うことをオススメしています。

スピードのコントロール

続いて、ビスを締める時のスピードのコントロール方法を見ていきます。

インパクトドライバーのスピードのコントロール

インパクトドライバーのコントロールは、トリガー(指で握る部分)を押す強さで行います。

トリガーを強く握ることで速く回転し、弱く握ることで遅く回転します。

車のアクセルペダルのような動きです。

そのため、ビスの打ち初めはゆっくり回し、しっかりと木材に食い込んだら速く回していくことが多いです。

ドリルドライバーのスピードのコントロール

ドリルドライバーのスピードのコントロールは、スピード切り替えスイッチで行います。

トリガー(指で握る部分)は、回転のON/OFFのみ行うので、速度切り替えスイッチを高速にセットしておくとどれだけ優しくトリガーを握っても、高速で回転し始めます。

DIY初心者にはどちらが向いているか

DIY初心者には、圧倒的にインパクトドライバーの速度調整(トリガーの握る強さでスピードが変わる)がオススメです。

どれだけDIYに慣れても、ビスを締める時の回転のし始めはゆっくりと行い、次第にスピードを上げていきたいです。

そのため、スピードのコントロールの面で見ても初心者DIYにはインパクトドライバーがオススメです。

チャック

ドリルの先端、+のビット(工具)や穴あけ用のドリルの刃を付ける部分を、チャックと言います。

このチャックが、インパクトドライバー、ドリルドライバーで形が異なっており、それぞれに特徴があります。

インパクトドライバーのチャック

インパクトドライバーのチャックは、スリーブと呼ばれるタイプです。

このスリーブタイプの特徴は、先端部分を引っ張った状態でビット(先端工具)を差し込み、引っ張っていた先端部分を離すと固定されます。

この機構は非常に分かりやすく、ビットの固定強さを自分で決める必要はなく、強い力も必要ありません。

逆にビットを抜く時は同様に先端部分を引っ張るとロックが解除されるので、その状態でビットを引っ張ると抜けます。

先端部分の引っ張る部分の形状は、各メーカー、各機種で少しずつ違うので一概に言えませんが、引っ張って動く部分はスリーブしかないので迷うことはないでしょう。

どうしても不安な場合も、取扱説明書を見ればその機種の図付きで説明されています。

ドリルドライバーのチャック

ドリルドライバーのチャックは、ドリルチャックと呼ばれるタイプです。

このドリルチャックは、先端部分を回すとビットを掴む部分が広がり、逆に回すと掴む部分が締まります。

ビットを付けるときは先端部分を回してビットを差し込み、逆に回してしっかりと固定します。

取り外すときも同様の作業です。

ビットを締めるときに強く締めすぎると次に外すときに硬くて回らない可能性があるので、目一杯締めすぎないように注意が必要です。

まとめ

もう一度、それぞれの違いの表を見ながら違いを見てみましょう。

それぞれの章で述べたように、初心者DIYにはインパクトドライバーがオススメです。

特に、インパクトドライバーではスピードのコントロールが可能なので、慣れないうちはゆっくり、動かし方を確かめながら作業をすることができます。

最初はゆっくり動かしていくことで、無駄な失敗を少なくすることや、ケガを防ぐこともできます。

電動ドライバーの最初の1台はインパクトドライバーを選び、慣れてきたら低いトルクの作業用や単純な穴あけ作業用の2台目としてドリルドライバーを考えてもいいかと思います。

そんなインパクトドライバーですが、いざネット、ホームセンターで見てみるとと本当にたくさんの種類があります。

プロ仕様から超初心者向けまで様々な種類があり、機種選びが最初の難関です。

電動工具であることから値段も安くなく、インパクトドライバー選びには失敗してほしくありません。

そこでこのブログでは、DIY用インパクトドライバーで見るべき3つの性能

・トルク:100N・m以上

・重さ:1kg以下

・バッテリー式であること

に絞り、オススメのインパクトドライバーを選定しています。

詳しくはこの記事で紹介しています。

DIYで使う工具には、様々なものがあります。

中には今回紹介したインパクトドライバーとドリルドライバーのように、知っているか知らないかでDIYの効率や楽さが変わるものもあり、奥が深い世界です。

このブログでは、工具にまつわる内容以外にも、DIYに関する知識、情報を発信していきます。

一緒に学んで、楽しいDIYにしましょう

かめとんぼ

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